日本分析化学専門学校

こんにちは。ぽてとです。

本日は、校内で企業紹介講座を実施しましたので、
こちらの様子を紹介します。

企業紹介講座とは、卒業生の活躍している企業の採用担当者にお越し頂き、
企業の概要や業務内容、求める人材についてご講演頂く行事の１つです。
就職活動の準備をしている２年制学科の１年生と、
４年制学科の３年生を対象にして実施しています。

こちらの写真は、ジェネリック医薬品を製造されている企業様のご講演です。
業界に関する大きなお話から、具体的な業務内容や採用する際に見ている点などを
分かりやすく話して頂きました。

この他にも、環境（水質、大気など）の分析をされている企業や、
加工肉製品、香料や機能性材料などの食品添加物、各種化学薬品、
化粧品などに使用される有機材料などを扱われている企業、
合計６社よりご講演頂きました。






職務内容については、研究開発、品質管理、製造と、学生が就職して
働きたいと考えている部署に関係するところを中心にお話も頂きました。

このように幅広い分野の企業のお話を一気に聞ける機会は、
非常に貴重です。恐らく今後、外部で実施されている大きな就職イベントの
説明会では、ここまで多様な分野の企業が集まり、
その内容も化学や分析を中心にお話をして頂ける機会はないと思います。
そのため、学生はこれから就職活動を行う上での具体的な方向性を見定めるためにも、
１つも聞きもらさないようにと、しっかりとメモをとりながら
採用担当者様からのお話を聞いていました。

最初は、校長先生からも激励を兼ねた挨拶を頂きました。


企業様のご講演の後、学生からはいくつも質問が出ていました。
この質問に対して、講演頂いた方々からは、
学生の悩みや不安を解消しようと、丁寧にお答えも頂きました。

「なぜ、専門学校生を採用したいと考えているのか、
　それは、技術力を持っていること。そして、しっかりと教育されていて、
　人物面でも高く評価できるからです。」

「説明会などで企業の担当者と会う際には、身だしなみは大切です。
　やはり、第一印象は大きく影響しています。」

「専門学校に入学するまでにいろいろな経緯があったと思います。
　年齢も様々と聞いていますが、もしその経緯を就職活動にとってマイナスと
　考えている人がいるならば、それは逆です。
　その経緯を自分の生きてきた道として、正直に話してもらえれば、
　その人の人物を見て採用をしています。そのためにも、今はしっかりと
　自分を見つめ直して下さい。」

「採用するにおいては、大学院生も、大学生も、専門学校生も関係ないです。
　採用したいと思える人であれば、採用しています。」

「分析職においては、大学院生や大学生ではなく、専門学校生を採用しています。
　技術だけでなく、考えて動ける能力の両方を持っているのは、
　専門学校生だと考えています。そのため、できるならば分析職には、
　多くの専門学校生を採用したいと考えています。」

と、それぞれの企業様から、それぞれの言葉でアドバイスや励ましの言葉を
頂きました。いずれも、決してお世辞ではなく、これまでに本校の卒業生を
採用頂いたご経験を踏まえてお話を頂けたと思います。

また、企業様の中には、「本校のファンです。」という言葉で、
お褒め頂いた方もおられました。
その理由として、
「講演を聞く態度は、いつみても真面目で熱心に聞いて下さる。
　質問も多く頂く。そして、校舎の入り口を入ってから、
　学生さんが自然と挨拶をして下さる。」
ということで、普段から学生に接している教員としても、
非常に嬉しいお言葉を頂けたと、嬉しく思いました。

今日を終え、１年生に感想を聞くと、
「あの企業に入りたいと思いました。頑張ります！」
「就職活動をやろうという気持ちが強くなりました。」
と、それぞれの今後の目指す道を考えることができたようでした。

さあ、明日からはまた通常の授業や実験に戻りますが、
今日、各企業様から頂いた言葉をしっかりと受け止めて、
今できるところから一緒に進めていきましょう！

最後になりましたが、ご講演頂いた各企業の皆様に
お礼を申し上げます。

Ｂｙ　ぽてと