2016.02.21
本校では、平日に通学できない方を対象に、週末(土曜日・日曜日)開講の「化学分析コース」を
設置しています。通学は週末だけですが、平日の学科と同じ2年間で卒業でき、卒業時に無試験で
取得できる国家資格(毒物劇物取扱責任者・化粧品製造業責任技術者・化粧品総括製造販売責任者)も
全員が取得できます。このコースに在籍する学生は、平日学科の学生と同様に、化学関係の仕事に
就職したいと考えている方、既にお勤めの方はスキルアップを目指して、また事業の拡大を考えて
いる経営層の方など、それぞれの目的を叶えようとしています。このような、在校生の多種多様な
入学目的を達成するために、この化学分析コースは各学年、20名の少数精鋭で開講しています。
さて、昨日のブログでもご案内のとおり、今日が化学分析コースの平成27年度授業最終日です。
2年生にとっては最後の登校日になりました。早いもので、もう2年間が経過したのだと思うと
色々なことを思い出します。
2年前の4月、20歳代~40歳代まで年齢層に幅がある新入生が入学してきました。この学年は
近畿だけでなく、四国等から毎週通学した学生もいます。最初は平日に働きながら学業との両立が
可能だろうか、遠距離通学を2年間続けられるだろうか、等々の不安がそれぞれにあったでしょう。
しかしながら、入学後は同じような目的を持ったクラスメイトと刺激し合い、また元気づけられ、
学修意欲も向上していきました。実験にも徐々に慣れて、1年次の終わり頃には技能も身に付いて
入学当初に抱いていた不安は、跡形もなく解消できていましたね。
2年次は前期の初めから卒業研究の計画立案を始め、8月からはほぼ毎週末は卒業研究に取り組み
ましたね。思い通りに進まない時はどうすれば解決できるのか、皆で意見を出し合っていたことも
印象に残っています。そのようなハードルを跳び越えてきた卒業研究も、2月6日に発表会を終え、
2月14日には卒業研究論文の提出も終えて、ついに本日の最終日を迎えました。
クラス日誌(担任と学生とのコミュニケーションツールの一つ)には次のように書かれていました。
『この2年間をふりかってみると、授業・実験・資格試験・卒業研究など、様々なことがあり、
正に「挑戦」と「収穫」の2年間でした。艱難辛苦もありましたが、乗り越えてこそ新たな
自分が見出せるということが人生における醍醐味だと思います。2年間お世話になりました。』
(M君;下写真 前列右端)
皆さん2年間、本当にお疲れ様でした。3月11日の卒業式で会えることを楽しみにしています!
by あずみ