2016.04.19
本校では、実験中心のカリキュラムが組まれていますが、
1年生の実験では、分析化学者に必要な基礎の技術を学び、
2年生では各学科に別れて、それぞれ専門の実験を行います。
本日は、生命バイオ分析学科2年生の
「医薬バイオ化学実験」が行われていました。
この実験では、微生物やDNA・タンパク質
を用いた実験を行います。
今回はほうれん草からDNAの抽出を行っていました。
DNAは「生物の設計図」とも言われ、
植物や動物の細胞組織の奥の方に存在しています。
数種類の試薬を加えて、ほうれん草をすり潰します。
そのすり潰したものを遠心分離器という機器で分離して、
DNAが含まれている上澄み液だけを取り出します。
こちらの写真は
「DNA」を慎重に取り出しているところです。
担当になった学生は真剣な眼差しで作業をしています!
取り出した DNAはアガロースゲル電気泳動
という手法を用いて確認します。
電気泳動とは、DNAの電気的な性質を利用して、
DNAを分離・検出する方法です。
みんな慎重に作業を行っています!
生命バイオ分析学科2年のOくんは
「とても面白いです!
1年生の時より専門的なので内容は難しくなっていますが、
実験手技は一年生の時にしっかり基礎を学んだので、
スムーズに進めることが出来ています。」
と、話してくれました。
1年でしっかり基礎力がついたようですね!
実験終了後には実験担当の先生から実験レポートに
ついての説明がありました。
ただ実験を行い終わりという事ではありません。
実験を行った後、その内容と実験結果をレポートとしてまとめ、考察します。
実験レポート、つまり報告書を書くことは、
分析化学者として大切な仕事の一つです。
注意事項をしっかり確認して、素晴らしいレポートが
出来上がることを期待しています!
まだ実験は始まったばかりですが、
これからしっかりと技術を身に付けて、
将来の夢を実現してほしいと思います!
by アメフト