2016.05.08
本校には、平日に通学できない方を対象に週末(土曜日・日曜日)だけの通学で、
平日の学科と同様に2年間で卒業することができ、毒物劇物取扱責任者・化粧品製造業
責任技術者・化粧品総括製造販売責任者の国家資格も卒業と同時に全員が取得すること
ができる「化学分析コース(平成29年度入学生からは分析化学応用学科)」があります。
このコースでは、技術職への就職や転職、現職でのキャリアアップやスキルアップ、
勤務先や自ら経営する企業の事業拡大に必要な国家資格の取得などの多種多様な
入学目的を持った学生が学んでいます。
また、このように多彩な入学目的を持つ学生に対応するため、化学分析コース
(平成29年度入学生からは分析化学応用学科)は、1学年あたりの定員を20名とする
少数精鋭で開講しています。
化学分析コース(平成29年度入学生からは分析化学応用学科)の2年生も、平日開講の
学科・コースの学生と同様に、技術修得の総仕上げとして、7月下旬から約半年間かけて
卒業研究に取り組み、最終的には来年2月の卒業研究発表会で、その成果を発表します。
(昨年度の卒業研究発表会の様子はこちらから)
先日のガイダンスで、卒業研究の指導を担当する私みなとと非常勤講師のM先生から
専門分野や研究テーマについて説明を受けた学生たちは、ゴールデンウィークの間に
自分が取り組みたいテーマを検討し、昨日、希望する研究テーマを提出しました。
そして、提出された希望を基に班分けを行い、本日、卒業研究の班分けと担当教員の
発表がありました。
メンバー表が黒板に掲示されると、学生たちが集まってきて、研究テーマと班のメンバー
を確認していました。
本日は午後から実験がありましたが、実験の合間の休憩時間を利用して、早速、各班とも
担当教員を囲んで、研究計画の立案に向けた今後の取り組みについて相談していました。
学生たちに卒業研究に向けた抱負を聞くと、
『ゴールデンウィーク中に各自が考えた検討してみたいと思っている内容を出し合って、
しっかりと相談して、研究内容を決めていきたいと思います。卒業研究が充実したものに
なれば、きっと素晴らしい思い出にもなると思うので、班員みんなが納得して実験が
始められるようにしたいです。』
『2年生になって、実験でも自分たちで方法などを考えて行う場面が増えてきています。
卒業研究になれば、もっと主体性を持って取り組んでいくことになると思います。その
中で得ることも多いと思いますし、技術もさらに磨いていけると思うので、楽しみです。』
と話してくれました。
化学分析コース(平成29年度入学生からは分析化学応用学科)では、平日学科・コース
よりも2ヶ月ほど早い7月中旬から卒業研究の実験が始まるので、今後はグループ
ごとに研究内容の詳細を検討し、研究計画を立てていきます。
これまでの実験とは異なり、研究には新規性や独創性、将来性などが求められるため、
卒業研究において、この計画立案段階はとても重要となります。
そして、具体的な実験方法を決めた上で、使用する実験器具や試薬をリストアップする
など、実験開始に向けて、準備を進めていきます。
化学分析コース(平成29年度入学生からは分析化学応用学科)は週に2日の登校のため、
学生同士や担当教員と顔を合わせて相談できる時間は限られていますが、班員の気持ちを
1つにして綿密に研究計画を立てて、充実した卒業研究にしていってほしいと思います。
これからも、卒業研究に取り組む学生の様子をお伝えしていきますので、お楽しみに!!
by みなと