2016.06.12
◇化学分析コースの機器分析実験
化学分析コース(平成29年度入学生からは分析化学応用学科)は、
平日に通学できない社会人や大学生が、
土曜日・日曜日の時間を有効に活用して、化学分析の知識・技術を修得し、
平日の学科・コースと同様に2年間で卒業できるコースです。
卒業と同時に国家資格(毒劇物取扱者責任者・化粧品総括製造販売責任者・
化粧品製造業責任技術者)も取得できます。
平日に登校する必要がありませんので、社会人が働きながら学ぶことができ、
大学生等はWスクールによって、平日に学んでいることとは異なる専門分野の
技能を修得することができます。
そのため、入学目的も学生によって、「転職や再就職を目指す人、
現職でのスキルアップやキャリアアップを志す人、経営する(または勤務先)
企業の事業拡大のために国家資格の取得を目的とする方、
就職活動への備えとする大学生等」様々です。
このような多様なニーズに対応するため、このコースは定員20名の少数精鋭で
開講しています。週末に集中して学ぶことができるコースのため、
週末のみ遠方から長距離通学をしている学生もいます。
2年生はHPLCを使った実験を行いました。
実験を行ったKくんは、
「平日に化粧品に関わる仕事をしています。」
「今回の実験は身近に実務とつながることを感じられたため、
とても楽しかったです。」
「1つの成分を測るにも、それに合った前処理があり、成分の性質に合わせて
注意すべき点があることがよく分かりました。」
と言っていました。
↑今回、実験に使用したサンプルです。
このサンプルをHPLCで測定しました。
化学分析コースでは、現場ですぐに役立つ内容を実験で学ぶようにしています。
◇道頓堀川水質調査2日目
昨日に引き続き、本日も道頓堀川の水質に関する実験を行いました。
今日は、実験に参加した学生のコメントを紹介します。
2年生命バイオ分析学科Yさんのコメント
「今年度初めての水質調査で、2年生として1年生に教える立場となりました。」
「そのような立場になって、教えることの難しさを知りました。」
「また、分かりやすく教えてくれていた先輩のすごさを感じました。」
「私も少しでも伝わるように、後輩に丁寧に教えていきたいと思います。」
1年資源分析化学科のTくんのコメント
「昨日の採水から参加しています。」
「1つの調査に、これだけ多くの工程があることに驚きました。」
「また、手際よく実験を行うことの難しさも感じました。」
「本格的な実験が行えることは、とても楽しいです。」
「これからも参加して実験のスキルを伸ばしたいです。」
道頓堀川の水質調査を通して、先輩・後輩とも色々と学ぶことが多かったようです。
by バッテン