2016.07.03
本校には、平日に通学できない方を対象とした土曜日・日曜日開講の「化学分析コース
(平成29年度入学生からは分析化学応用学科)」があり、技術職への就職や転職、現職
でのキャリアアップやスキルアップ、勤務先や自ら経営する企業の事業拡大に必要な
国家資格の取得などの様々な入学目的を持った学生が在学しています。
このように多彩な入学目的を持つ学生に対応するため、化学分析コース(平成29年度
入学生からは分析化学応用学科)は、1学年あたりの定員を20名とする少数精鋭で開講
しています。
また、土曜日・日曜日の通学で、平日の学科と同様に2年間で卒業することができ、
毒物劇物取扱責任者・化粧品製造業責任技術者・化粧品総括製造販売責任者の国家資格
も卒業と同時に全員が取得することができます。
本校では、「ビジネス能力検定」以外にも「技能士(化学分析)」(化学分析
の技術を証明する唯一の国家資格)や「工業英検」など様々な資格試験を実施しています。
本校の学生や卒業生にとっては、受験会場が慣れ親しんだ教室や実験室なので、落ち着いて
受けることができます。
これも本校の魅力と言えます。
その中の1つ「技能士(化学分析)」の試験では実技試験が行われます。
本校では、普段の授業や実験が様々な資格試験の試験対策になっていますが、技能士
(化学分析)の実技試験で必要となる技術も、1年生で行う定性分析実験(各々の金属元素
が持つ特性を利用して金属を検出する実験)や定量分析実験(体積計と呼ばれるガラス器具
などを用いて目的成分の濃度を求める実験)を通して修得します。
今週から化学分析コース(平成29年度入学生からは分析化学応用学科)の1年生の定量分析
実験が始まりましたが、実験初日の本日は、実験に先駆けて、実験に必要な知識を学ぶ
ためのガイダンスが行われました。
担任でもあるバッテン先生が実験の概要を説明しています。
ノートを取りながら、みんな真剣に聞いています。
ガイダンス後に学生に話しを聞くと、
『ガイダンスを通して、ガラス器具を用いるだけで様々な成分を測定できることが分かり、
これから取り組む実験が楽しみになりました。ぜひ技能士(化学分析)も受験したいと
思うので、しっかり技術を修得したいです。』
と答えてくれました。
技能士(化学分析)の3級は在学中に受験可能なので、来年夏の試験に向けて、
着実に技術力を蓄えていってくださいね!
by みなと