2016.08.10
こんにちは!ぷぷです。
今日は高校生向けの化学実験会「すぐできる!なるほど・ザ・化学実験会」を
開催しました!その様子をご報告します。
昨日のミジンコ先生のブログにもあった「授業で使える化学実験会」は高校の
先生向けの化学実験会でしたが、今日の「すぐできる!なるほど・ザ・化学実験会」
は中学生や高校生を対象に、毎年開催しています。
今回も、化学実験が大好きな生徒さんに多数ご参加いただきました!
今回の化学実験会のテーマは、
1)膨らんで縮むツブツブとは?
2)混ぜて、混ぜて、白くなる!
3)紫キャベツは知っている☆
4)ミルクで作るカラフル絵具
の4つです。
それぞれの実験の様子をご紹介します!
まずは、「膨らんで縮むツブツブとは?」です。
この実験は、紙おむつなどに含まれる吸水性ポリマーを使った実験です。
吸水性ポリマーがどのくらい水を含むのか、どうすれば水が出てきて縮むのか
体験してもらいました。
コップの底に、少ししかない吸水性ポリマーが、コップ一杯に膨らむ様子に
実験室からは「え!こんなに膨らむの!?」と驚きの声が!
続いては、「混ぜて、混ぜて、白くなる!」の実験です。
何を混ぜるのかというと、蛍光ペンの中の液体と粉末洗剤を混ぜます!
とある配合で粉末洗剤(青)と蛍光ペン(赤・緑)を混ぜると、ブラックライトで白色に発光しますが、
さて、上手くいくでしょうか?
こちらが、光る液体の原液です。
液体を混ぜた後は、ブラックライトで白色の発光を観察しました。
「ブラックライトで蛍光の色が変化したりするのが、とても不思議」とのコメントもありました。
身近な蛍光ペンだけに、皆さんの興味もひとしおだったようです。
次は、「紫キャベツは知っている☆」です。
紫キャベツに含まれる「アントシアニン」という成分は、pHの違いによって
液体の色がカラフルに変化します。
このアントシアニンを使って身近な食品や石けんのpHを測定しました。
紫キャベツを煮て、アントシアニンたっぷりの煮汁でpH指示薬を作ります。
続いては、梅干し、レモン、リンゴ、石けんのpHを測定です。
紫キャベツから煮だした紫色の液体を加えると、色が変わりました!!
最後は、「ミルクで作るカラフル絵具」です。
スキムミルクから、なんとカラフルな絵具を作り出します!
まずは、スキムミルクの中に含まれる「カゼイン」という成分に、お酢を加えて
取り出します。
これは、タンパク質が酸性で固まるというヨーグルトやチーズを作るときの原理と同じ
性質を利用しています。
取り出したカゼインが絵具の接着成分の役割を果たします。
カゼインと食紅に少しの水を加えてコネコネ。
自分たちが作った絵具を使った芸術作品が、次々と生れていました。
参加いただいた生徒の皆さんからは、
「失敗するかと思っていたけど、自分たちで成功させられて、とても嬉しい!」
「全部の実験が楽しくて、時間が経つのが早かった。」
「楽しいだけではなくて、勉強にもなった。」
といったお声をいただき、化学実験会を楽しんでいただけたご様子でした。
そして残念ながら、今回は参加できなかった方は、高校理科教員や
高校生を対象にした「土曜化学実験会」にぜひご参加ください。
こちらも、楽しい実験を多数ご用意してお待ちしております!
土曜化学実験会
第1回 10月22日(土)
第2回 12月10日(土)
いずれも午後1時30分~午後4時
https://www.bunseki.ac.jp/saturday-labo.html
まだまだ、この様な実験会を多数開催する予定です!
「化学って面白い!」「実験って楽しい!」と思っていただくキッカケにして
いただければと思います。
By ぷぷ