2016.10.23
本校には、平日に通学できない方を対象とした土曜日・日曜日開講の「化学分析コース
(平成29年度入学生からは分析化学応用学科)」があり、技術職への就職や転職、現職
でのキャリアアップやスキルアップ、勤務先や自ら経営する企業の事業拡大に必要な
国家資格の取得などの様々な入学目的を持った学生が在学しています。
このように多彩な入学目的を持つ学生に対応するため、化学分析コース(平成29年度
入学生からは分析化学応用学科)は、1学年あたりの定員を20名とする少数精鋭で開講
しています。
また、土曜日・日曜日の通学で、平日の学科と同様に2年間で卒業することができ、
毒物劇物取扱責任者・化粧品製造業責任技術者・化粧品総括製造販売責任者の国家資格
も卒業と同時に全員が取得することができます。
今週はうれしい知らせが届きました!
化学分析コース(平成29年度入学生からは分析化学応用学科)2年のT君が内定しました。
担任である私みなとと喜びの握手です。
T君は理系大学を卒業したものの、希望していた分野への就職が叶いませんでした。
そこで、化学の専門性を高め、希望する分野への就職を叶えることを目的に入学して
きました。
そして、見事、その目的を叶えたのです。
T君が内定をいただいた企業は接着剤、塗料、繊維、土木材料、化粧品、さらには新素材と
生活から建築、先端産業までの幅広い分野で使用する合成樹脂材料を製造している会社です。
昔からもの作りが好きで、大学でも化学のもの作りツールである有機化学を学んでいた
T君は、もの作りの基盤となる有機材料分野で仕事がしたいと思っていたのですが、今回、
学校に届いた求人で、自らの希望を実現できる企業と巡り合えたのです。
T君に内定の感想を聞くと
『大学の時に就職活動につまずいたので、本当に就職できるのか不安な時もありましたが、
自分の希望する分野の企業に内定することができ、本当にうれしいですし、とてもホッと
しています。』
『不安もあった就職活動でしたが、最も心強かったのは、担任をはじめとする先生方が
直接、個別に指導や励ましをしてくださったことです。大学にも就職支援の部署はあり
ましたが、学生数も多いので、細やかな指導は受けられませんでした。それに比べて、
今回の就職活動では履歴書の書き方から、自己アピールの仕方、面接対策まで全て個別
で丁寧に指導してもらえたことも、内定に至ることができた大きな要因だったと思います。』
『さらに、先生方の勧めで受験した技能士(化学分析)3級に合格したことも大きいです。
化学分析の技術力を証明できる唯一の国家資格で実技試験もあるため、合格できるか心配
でしたが、合格したことで就職活動の自信になりました。就職活動に役立つ資格取得を
含めて、トータル的にサポートしてくれたので、入学して本当に良かったです。』
と話してくれました。
(T君が技能士(化学分析)3級に合格した時の様子はこちらから)
土曜日・日曜日のみ通学すれば良く、平日は自由に利用できる化学分析コース(平成29年度
入学生からは分析化学応用学科)の特徴を活かし、平日はアルバイトで学費を稼ぎながら、
就職活動に前向きに取り組んだT君、自らの夢を実現し、本当におめでとう!!
卒業まで半年を切りましたが、前向きなモチベーションを切らさずに、充実した学生生活
を送ってほしいと思います。
by みなと