2016.10.24
こんにちは!ましおかです。
本日は資源分析化学科2年生の卒業研究の模様です。
こちらの班は、大阪城のお堀の水質に関する研究しています。
採取した泥を持つ、M君。
M君によると、
「昨年度からの継続研究ですが、今年度は水質だけでなくお堀の底の
泥の分析を行い、それらが与えている影響がどのくらいなのかも
調べていきたいです。」
と、説明してくれました。
現在は採取した泥の成分を分析中とのことでした。
一方こちらの班は、水質浄化に役立つ浄化剤に関連する研究をしています。
様々な排水中に存在する有害物質などを吸着して水を浄化する素材を
見つけ出す事が目的とのことです。
「人工的には浄化作用の持つものはすでにありますが、
身近なものから同様の効果があるものを探し出したいです。」
ということでした。
すでにいくつか候補はあるようで今後それらの効果を
検証していく予定だそうです。
その班の一人、N君に嬉しいお知らせがありました。
接着剤、塗料、繊維、化粧品、新素材といった合成樹脂を製造する会社から内定を頂きました!
彼は入学した頃、はっきりとした目標があった訳ではなく、
実験が好きなのでそのような技術を学べたらと思い、本校に入学しました。
しかし、予想以上に実験が大変でくじけそうになりながらも、教員に質問しながら、
頑張って学生生活を送ってきました。
そして、実験の技術を活かせる企業に、今回出会いました。
N君は、
「自分を活かせそうな会社に出会ったと思いましたが、
面接でとても緊張したので自信がありませんでした。
内定の連絡を受けて、嬉しいと同時にとてもびっくりしました。」
と、とても喜んでいっていました。
本当におめでとう!
卒業研究担当のせんぱい先生と
私が担任だったS君が、本日会社がお休みということで、
近況報告に来てくれました。
Sくんは、現在、有機・無機材料の化学分析、
環境測定・分析などを行っている企業で、活躍しています。
その中で、金属中に含まれるガスの分析を行っているだとか。
含まれるガスの種類や割合によって強度が変わるのだそうです・・・。
なんだかすごいです。
こちらの企業にはここ数年毎年内定を頂いており、
今年度も2名の学生がすでに内定を頂いております。
そんな生命バイオ分析学科N君と有機テクノロジー学科H君を交えて3人で、
入社前の手続きや不安などを聞く質問コーナーが始まりました。
先輩がいるって心強いですね。
目標に向かって、一歩ずつ前に進んでいく。
簡単そうで難しいことを学生は一生懸命取り組んでいます。
そんななかで夢を叶えた学生。その先で頑張っている卒業生。
我々も彼らのためにもっともっと応援したいと思った一日でした。
by ましおか