2016.11.11
こんにちは!ぷぷです。
11月に入り、後期も折り返しとなりました。
1年生は、これまでの期間で様々な実験機器を扱えるようになり、
一つ一つの実験を自分のものにしてきました。
2年生は、身に付けた実験の知識と技術を生かして、卒業研究に
取り組んでいます。
今日は、そんな学生の一コマをご紹介します。
まずは、1年生です。
生命バイオ分析学科の1年生は『定量分析実験』のレポート日でした。
レポート日とは、提出された実験レポートを教員が確認・添削し、
その場で学生が修正を行ってレポートを完成させるという時間です。
レポート日の学生たちは、実験のまとめとして作成したレポートを
実験担当の先生に添削してもらい、さらに第3者にも分かりやすい
内容のレポートに仕上げていきます。
写真は、せんぱい先生からレポートの添削を受けている学生の様子です。
このようにレポート、つまり報告書を書くことは、分析化学者として
大切な仕事の一つです。
「分析化学」の仕事は、様々な物質の中に「どこに、何が、どれだけ、
どのように、あるのか」を明らかにしていくことです。
その事実を文書にして、将来は社内の上司・同僚やお客様に報告する
必要が生じます。
そのため、実験後にレポートを正確に、丁寧に書く事を重要視しています。
学生にとってはまだまだ書きなれないレポートですが、こうして教員が
マンツーマンで個人に合ったアドバイスを伝えていきます。
こちらの写真は、別の学生の様子です。
基本的に、レポートは個人で作成していきますが、こちらの学生たちは
クラスメイト同士で実験結果について話し合っていました。
簡単には作成できないレポートですが、こうやって楽しみながらレポートを
書いています。
このように、学生たちは先生のアドバイスを吸収し、クラスメイトと議論しながら
レポートを完成させていくのです。
レポート日を通して、先生や友人たちと培ったレポート作成能力を、
こうして身に付けていっています。
続いて、2年生です。
後期から始まった卒業研究も、折り返しとなりました。
本校では、1年生は基礎を、2年生からは専門を、そしてその集大成として
2年生の後期から学生がそれぞれテーマを選び、卒業研究に取り組みます。
卒業研究では、これまでに学んできた知識や技術を使って進めるのはもちろんのこと、
研究の進め方、発表の仕方などの実務的なスキルを学ぶ機会でもあります。
そして、毎年2月に卒業研究発表会で、その成果を発表します。
(昨年度の卒業研究発表会の様子はコチラから)
卒業研究も折り返しとなった今日は、その中間発表に向けて練習を行う姿が
見られました。
中間発表は、研究の途中段階において、自分たちの研究の方向性や成果を
他の教員や学生に見てもらい、より良い成果を得るためのアドバイスをもらう
機会です。
写真は、中間発表に向けて練習をしているましおか先生の班です。
発表スライドを映したパソコンを、皆で囲んでいます。
コチラは発表練習後の様子です。
ましおか先生からのアドバイスを熱心に聞いていますね。
自分たちの成果を分かりやすく、かつ正確に伝える方法は、分析化学者として結果を
正しく伝えるために、必要なスキルです。
そのため、本番の発表会だけではなく、中間発表会も行い、伝えるためのスキルを
磨いています。
後期も残り半分となり、1年生も2年生も身に付けた知識・技術を総動員して
日々、成長していっています。
その成長を、私たち教員も全力でサポートしていきたいと思います。
By ぷぷ