2016.12.20
今年も残すところ10日となり、学生たちが授業・実験を行うのは
あと数日となりました。
そんな中、実験室や資料室では、2年生が卒業研究の総まとめに向かって
実験や卒業論文の作成に取り組んでいました。
こちらは資料室で卒業論文に取り組む2年生命バイオ分析学科の
Fさん(左)とHさん(右)。中央のKさんはパソコン画面に向かって、
内容を吟味しています。
本校では、1年生は分析化学の基礎から学び、実験器具や分析装置の
取り扱い方を身につけて行きます。
そして2年生からは学科ごとの専門的な授業・実験を経て卒業研究に
取り組みます。この卒業研究は、自分たちで研究計画を立て、データを
まとめ、発表し、卒業論文を書くという流れで進行していきます。
つまり、卒業研究とはこれまでに学んできたことの集大成となるのです。
実験で得たデータをどのように文章やグラフにするのか、集大成に向けて
チェックに余念がありません。
また、実験室では真剣に実験に取り組む学生の姿がありました。
こちらのチームでは、お茶を飲むと唾液に含まれるアミラーゼという酵素が
どうなるか、という研究をしています。
この研究成果によっては、お茶から新しい発見があるかもしれません。
卒業研究について聞いてみると、
「班員と協力しながら、これまでたくさんのデータを出してきました。
これからは、そのデータをどうやってまとめていくのかを
考えていくつもりです。
みんなで取り組んできた卒業研究なので、いいものを作り上げて
いきたいです。」
と、気持ちも総まとめに向かっていました。
2月には、卒業研究発表会が行われます。
この写真は、昨年度の卒業研究発表会の様子ですが、今年の発表会も
学生にとって集大成を見せる場となることでしょう。
その他、昨年度の卒業研究発表会の様子はコチラでも紹介しています。
自分たちの成果を分かりやすく、かつ正確に伝える方法は、分析化学者として結果を
正しく伝えるために、必要なスキルです。
そのため、発表会に向けてこれからもスキルを磨いていってください。
By ぷぷ