2017.01.11
卒業を目前に控えた2年生は、この時期、すでにほとんどの学生の進路が決まっている状況で、
1月以降は、そろそろ1年生に対しての就職指導が本格化します。
しかし、急に就職活動や大学編入学対策をするとなっても、何から手を付けたら良いのか?、
はたまた、就職活動において注意すべきことは何か?ということが分からないと、
不安で前に進めないと思います。
本校では、そうしたことがないように、『ビジネス実務』という授業科目が、
全学年で週1回あり、各学年に応じた内容で、
学生が安心して進路を決定していけるようなシステムが整っています。
特に1年生では、企業や編入大学についての調査方法や履歴書の作成、自己分析など、
就職や大学編入学に向けての準備プログラムが設けられています。
そこで、今日はその授業『ビジネス実務』に潜入!
今日は、どんな授業を行っているのでしょうか...。
今回の授業は、就職試験の筆記試験で必要なSPI試験の問題演習から始まりました。
写真の問題は確率の計算問題ですが、それ以外にも、国語や英語に関する問題もあり、
唯一の対策は「問題に慣れておくこと」と言われていますので、
様々な単元について、毎週実施しております。
SPIの次には、面接時のマナーについて、実演付きで解説がありました。
まずは、せんぱい先生の指導に基づき、ミジンコ先生が学生役に扮して実演。
↑ミジンコ先生、しっかりと美しいお辞儀をしておられますね。
実演中には、わざと間違えるなど、悪い例も見せながら、少々笑いも起きつつ、
学生たちは、食い入るように見ていました。
先生の次は学生の番です。
3名ほどの学生に協力を得て、実演をしてもらいました。
↑緊張しすぎて笑ってしまいました。生命バイオ分析学科1年M君です。
↑しっかりとお辞儀をしています。資源分析化学科1年B君です。
↑3人の実演が終わった後で、先生方からいくつかの指摘が。
大勢の学生の前での実演に、3名とも大変緊張していましたが、
この経験は後々に大きくプラスに働くと思います。
実際、実演にチャレンジした学生にインタビューをしてみると...。
「実際に教室でやることで、部屋の大きさなどによっても、
声の大きさに気をつけないといけないと思いました。
また、姿勢も大切であることが分かりました。
自分ではきちんとしているつもりでも、姿勢が悪いことを認識できたので、
日常生活から、改善していこうと思いました。」
(生命バイオ分析学科1年M君)
「多くの人の前だったので、緊張しましたが、これだけたくさんの人の前で
面接の練習ができたことが良い経験になりました。
本番に向けて頑張りたいと思います。」
(資源分析化学科1年B君)
二人とも意欲的な気持ちで改善に向けて頑張る意思を見せてくれました。
また、担任の先生方にもお話を聞いてみました。
まずは、面接指導されていた せんぱい先生から。
「本番では、こんなに大人数の前で面接することはないので、
きっと緊張したと思います。
今日受けた指摘を自分のものにし、これからの面接練習に臨んでほしいと思います。」
そして、学生役で実演していたミジンコ先生は...
「4月に入学した時は、挨拶をするのにもぎこちない学生たちでしたが、
面接練習ができるまでに成長しているのに、あらためて嬉しく思いました。
就職にしろ、大学編入学にしろ、いよいよ本番間近ですので、
私たち教員も気が引き締まる思いです。一緒に頑張っていきたいです!」
ご覧いただいたように、本校の教員は、学生と二人三脚で進路を決めていこうという教員ばかり。
どうしていいかわからない時も、うまくいった時も、側には必ず教員が寄り添っています。
だから、安心して就職活動や大学編入学試験にチャレンジできるのです!
byすくろーす