2017.02.04
こんにちは!ましおかです。
今日は、卒業研究発表会当日です。
いよいよ本番です!!
学生たちのこれまでの模様については
このブログでずっと追ってきました。
様々な苦労を乗り越え、
その集大成が本日なのです。
発表会会場は、昨年に引き続いて
大阪府のドーンセンター7階 大ホールにて
実施しました。
卒業研究の実験のメインは、後期からですが
実は、ほぼ1年間準備してきました。
研究のテーマを決め、その実験内容の検討、
それに必要な試薬や器具などのリストアップなど、
数人のグループでそれぞれの担当講師の力を借りながら
1から準備を進めていきました。
そして実験を始め、
結果に対して自分たちで考察し、発表まで資料を作り上げていきます。
実際に実験が始まると、グループのメンバー内で意見が対立したり、
普段見ることの出来なかった友人の一面を知ることができたりして
「卒業研究」は、単なる「実験」ではなくなり、
これから社会人として社会を生きていく上での
コミュニケーション能力や積極性を学ぶことにもなりました。
そして今日を迎えました。
重里校長の挨拶で始まりました。
本校の卒業研究のテーマは
水質、環境改善、植物や微生物、
医薬品などに関連するものなど
とても幅広いのが特徴です。
全16班が発表しました。
こんな大きなステージ上で
自分たちで作成したスライドを投影し、
班員全員が一人ずつ発表していきます。
会場には、本校学生以外にも、
保護者の皆さまや高校の先生、
卒業生、企業の方々など、
外部からの聴講者が
120名以上も来てくださいました。
発表を待つまでの学生たちは
とても緊張していましたが、
本番はどの班も今までで
一番素晴らしい発表となりました。
そして会場からの質問も多くいただきました。
大阪城のお濠の水質に関する研究
お茶の香りに関する研究
唾液の酵素に関する研究
薬物含有膜材料に関する研究
など、身近なものから専門的なものまで
大変興味深い発表が多くありました。
そして
発表終了直後の学生たちの表情です。
安堵感や達成感で
みんなとってもいい顔してます。
そして緊張感から解放された解放感だけでなく
ここまでやれた自分たちの努力に
発表かしっかりと出来たことに
誇りを感じているようにも見えました。
発表会の様子は以下のSNSでも実況されています。是非覗いてみて下さい。
→twitter(https://twitter.com/bunsekikagaku/)
発表会の合間には、
我々専任講師が作成した、
今までの学生生活や卒業研究を振り返った動画を
上映しました。
見ている学生からは写真を懐かしむ笑い声だけでなく
涙もありました。
思えば、
「実験がしたい」
「化学に関わりたい」
「医薬品に関連する仕事に就きたい」など
様々な思いを持って、入学してきました。
そんな彼らの中には、化学をほとんど勉強していない学生や、
苦手な学生、実験器具も全く触ったことのない学生もいました。
本校での学校生活の中で
普段の授業や実験をし、
分化祭やスポーツ大会など学校行事を経験していくことで、
人間的に大きく成長し、
社会へ出るための力を付けていきました。
そんな成長の様子は、
もちろん本ブログの中でもたくさん紹介しています。
学生のみなさん、本当にお疲れ様でした。
後輩の学生の皆さん、
本日の先輩達の発表を見て、
「自分たちにも同じことができるかな...」と
不安に感じたかもしれません。
「自分もこんな事やりたい!」と
ワクワクしたかもしれません。
発表を見て感じたことを
目標に変えて
次年度の卒業研究に
一緒に取り組んでいきましょう。
by ましおか