日本分析化学専門学校

本校では、平日の学科には通学できない社会人や大学生等を対象とした、週末（土曜日・日曜日）
開講の「化学分析コース（平成29年度からは分析化学応用学科）」を設置しています。週末だけの
通学となりますが、以下の特徴は平日の学科と同様です。
　・２年間で卒業が可能
　・毒物劇物取扱責任者・化粧品製造業責任技術者・化粧品総括製造販売責任者の
　　国家資格を卒業と同時に取得することが可能

このコースに在籍する学生は、高校を卒業後すぐに入学される方はもちろん、社会人の方も少なく
ありません。社会人の方は、現職でのスキルアップや技術職への転職を考えている方、事業拡大を
考えている経営層の方以外に、就職活動を見据えて技術力を高める目的で大学生も入学しています。
このように多様な目的に対応するため、このコースは学年定員２０名の少数精鋭で開講しています。

化学分析コースの平成２８年度も終盤を迎えています。期末試験もわずかな科目を残すのみとなり、
１年生は２年次への架け橋となる授業・実験に取り組んでいますが、２年生は本日が「卒業論文」の
提出期限です（化学分析コースは平日の学科・コースと異なり、卒業研究発表会の後に提出期限が
設定されています）。

昨日までの間に、指導担当講師から再検討するように指導のあった内容を検証、修正を繰り返して
きました。本日は、グループ全員で最終の確認などを行い、指導担当の最終的なチェックを受けて
提出という段階まで進めてきました。

今年度の２年生は、そのほとんんどが平日は仕事をしながら、週末の化学分析コースで学ぶ生活を
２年間続けた学生です。なかには企業の経営者や、子育てをしながら学んだ学生もいます。また、
関東から遠距離通学をした学生も、本当によく頑張りましたね。時間的な制約もあるなか、自身の
時間を上手に使い、実験レポートなどの課題ももれなく提出してきた学生たち。２年間の集大成で
ある卒業研究も、登校しない平日に連絡を取り合ってまとめ上げ、先日の卒業研究発表会で堂々と
発表をした様子を昨日のように思い出します。

そのような２年間の課程を締めくくる「卒業論文」の提出です！





論文を受け付けた事務室では、論文作成要項の規定通りに論文が作成されているかを確認します。
その最中は全員が緊張した様子でしたが、化学分析コース２班の卒業研究論文も受理されました。

今日のクラス日誌（学生と担任のコミュニケーションツールの一つ）に、Ｓさんから次のような
感想が書かれていました。

　　『入学当初は高校時代を思い出し、日誌を書くのもなつかしく感じました。仕事との
　　　両立を行う上で、職場でも、プライベートでも、学校でもみんなに励ましてもらい、
　　　応援していただいたおかげで今があると思います。入学することにはすごく悩んだ
　　　けれど、入学してよかった。化学分析コースの皆さん、先生方、本当にありがとう
　　　ございました。皆さんと出会えてよかったです。期末試験もあとわずか、頑張るぞ！』

卒業論文の提出は終えましたが、Ｓさんが記載しているように次週は最後の期末試験があります。
最後まで気を抜かず、あと２週間、頑張ってくださいね！

ｂｙ あずみ