せんせのブログ

【土・日開講「分析化学応用学科」】社会人も無理なく資格取得!~授業・実験が資格試験に直結~

2017.06.25

化学分析の実務的な知識・技能のレベルを判定する検定試験「化学実験技能検定」に
入学してから2ヶ月で受験していた、土日学科1年生の受験者全員が合格しました。

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本校では、平日に通学できない社会人や大学生などを対象とした、土曜・日曜開講の
「分析化学応用学科」を設置しています。この学科に在籍する学生のニーズとして、
主に社会人の方は現職でのスキルアップや技術職への転職、経営層の方は事業の拡大、
大学生は就職活動を見据えた技術力の向上...と多種多様ですが、そのプロセスに必ず
必要となる「資格取得」については全員共通の入学目的と言えます。

2年間で卒業でき、卒業と同時に無試験で、3つの国家資格(毒物劇物取扱責任者・
化粧品製造業責任技術者・化粧品総括製造販売責任者)を取得できるのは他の学科と
同様ですが、学生はそれぞれの入学目的を叶えるために、様々な資格・検定試験にも
チャレンジしています。

今日、合格発表のあった「化学実験技能検定」は化学分析の知識のみならず、試薬の
取り扱い方法や各種分析法の原理・操作、得られたデータの取り扱いやデータ処理に
至るまで、化学分析の実務に必要な幅広い技能について、そのレベルが判定されます。
つまり、この検定試験に合格することが机上での知識だけではなく、実験室で実際に
化学分析を進められるという証明になるのです。

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上の写真は、担任のみなと先生から合格証書を授与している表彰の1シーンですが、
今回3級に合格したM君(右側の写真)は現在、取得している調理師免許を活かして
調理関係の仕事に従事しています。化学について専門的に学ぶのは本校が初めてで、
卒業後は化学分析の技能を活かして、食品分野に貢献できる研究開発などの仕事に
従事したいとのこと。みなと先生との会話の中で、M君は次のように話していました。

 『平日は働きながら、週末に集中して学んでいますが、無理なく学べています。
  また、授業・実験の内容が資格試験にも直結していますので、効率よく学習
  することができていると思います。これからも入学目的を叶えられるように
  資格取得にも積極的に挑戦していきます。』

M君は、今日の午前中に実施された「危険物取扱者」の資格試験を受験したのですが、
講義「安全衛生」で学んでいる内容がベースとなって、手応えも十分だったようです。
これからも、それぞれの入学目的に近づくための「資格取得」に挑戦してくださいね。

by あずみ