2017.07.12
本日は「事業所見学会」を実施しましたのでその様子をお伝えします。
年に数回実施している行事で、学生が企業を訪問して見学させていただく貴重な機会です。
特に、自分たちが学んでいる分析化学の知識や技術が
「実際の現場でどのように活かされているのか」を見て学ぶことができるので、
学生も楽しみにしている行事でもあります。
まずは、こちらのグループ。
1年生が見学した企業様の1つは、沢の鶴株式会社です。 1年生にとっては、
2回目の見学とあって、スーツにも慣れてきたようです。
ここではお酒造りの話から乳酸菌や酵母の話を聞くことがき、
学生たちは大変興味深く聞いていました。
酒造りで使うお米の試食など実際に手にしながらの見学を楽しんでいました。
途中、下の写真ですが、本校9期卒の卒業生 Y様(左)と
34期卒のI 様(右)からも激励の言葉をいただきました。
こちらも1年生が見学に伺った、
地方独立行政法人 大阪産業技術研究所 森ノ宮センターです。
工業に関する科学的研究や地域企業に対する技術相談、受託研究、
依頼試験、分析などを行っておられます。
そもそも1年生は、このような分析や研究を専門にされているところがあることを
初めて知る学生が多く、行く前から楽しみにしている様子でした。
実際に見学させていただくと、高い専門性と技術力でいろいろな分析をされているため、
本校にない分析機器が多く設置されています。
中には非常に大きな分析機器もあり、それらを目の前にして、学生は少し興奮気味に、
担当者からの説明を聞いていました。
見学をした学生は、
「学校にもある分析機器が、実際に研究で活用されているのを見て、
将来はこのように使うことになるのかと実感できました。」
と話していました。
他にも、初めて見る分析機器が様々な分野の開発や研究に活用されていることを知り、
分析化学者になるという夢を改めて抱いた学生が多くいたことと思います。
こちらは、2年生が見学に伺った株式会社三井化学分析センター 大阪事業所です。
親会社の株式会社三井化学で取り扱う材料・製品の分析のほか、
外部からの委託分析なども行っておられます。
卒業生も多く活躍しており、毎年のように求人もいただいています。
事業所長のK様からは、
「御校の卒業生の分析の技術力については、高く評価しており、
安心して採用することができます。」
と、毎回のように評価をいただいています。
事業所は広大な敷地のため、大きな製造プラントなどは、バスで巡って
見学させていただきました。
その後は、実験室内で化学分析や樹脂分析をしている様子も見せていただきました。
ここでも、普段実験で使用している分析機器が多く、
今学んでいることが企業で活かすことができると実感できた様子でした。
また卒業生の働く姿を間近で見学させていただき、学生にとって有意義な時間となりました。
↑説明をいただいているのは、31期卒のH様です。
見学を終えた学生たちからは、
「実際に働く現場をイメージできました。」
「分析の技術が実際に役に立っていることが実感できました。」
と感想を聞くことができました!
この他には、コスモ石油グループの関西コスモ物流株式会社では、
社長様をはじめ、5期卒で分析センター長をされているT様や、
その他にも多くの卒業生から説明をいただきました。
こちらでは、海外から輸入される原油成分の分析から、
精製されてできたガソリンなどの出荷前の検査試験までされています。
そのため、ここの分析を通過しなければ私達が使うことができないと
言っても過言ではない大切な分析をされていました。
事業所内の写真撮影ができないため、文字だけの紹介となり申し訳ないですが、
学生は、今回いろいろな企業様を見学させていただき、
たくさんのことを見て、聞いて学べたと思います。
そこでは卒業生の姿を多くみることもできました。
将来の分析化学者として活躍する夢を叶えるため、
明日からの学校生活に活かしてもらいたいと思います。
最後になりましたが、見学を受け入れてくださった企業様に
改めてお礼を申し上げます。
By かもみーる