2017.07.11
7月に入って、分析化学のお祭り「分化祭」も終了し、
いよいよ前期の授業・実験も大詰めです。
今回は、そのうちの一つ、1年生の「定性分析実験」の様子を
ご紹介します。
この実験では、定性分析実験では基本的な実験操作を
身につけるとともに、調べようとするものの中に
「どんな金属イオンが含まれているか」を調べる技術を
修得できます。
こちらは、実験の結果を話し合っている様子です。
中には、化学の勉強にブランクがあったり、実験を全くして
いなかったりする学生もいますが、そんな学生でも安心して
受験できるよう、段階的にカリキュラムを組んでいるのも
本校の特徴です。
また、化学分析に関する技能を証明する唯一の国家資格である
「化学分析技能士」の実技試験科目でもあるため、
その資格取得に向けて、この実験科目の最後には「実技試験」も
行っています。
今日はその実技試験前の最後の実験となりました。
「実技試験に必要な分析方法を復習しています。」
「自分が金属イオンを検出するようになれるなんて、信じられません。
頑張ります!」
と、それぞれ実技試験に向けての意気込みを語ってくれました。
4月から始まったこの実験。
4月は初めて扱う器具や装置に、戸惑いの表情を見せていた学生たちも
すっかり慣れた手つきで実験を進めていました。
確実に技術や知識を身に付けている姿を間近で見ることができて、
私もとても嬉しいです。
楽しみながら新しい知識を吸収する能力は天下一品。
分析化学者の卵は、今日も成長を続けています。
By ぷぷ