2017.07.15
本校では、平日の学科には通学できない社会人や大学生等を対象とした、週末(土曜・日曜)開講の
「分析化学応用学科」を設置しています。この学科は、平日の学科で学ぶ専門分野を総合的に学べる
特徴もあります。また、週末だけの通学ですが、以下は平日の学科と同様です。
・2年間で卒業が可能
・毒物劇物取扱責任者・化粧品製造業責任技術者・化粧品総括製造販売責任者の
国家資格を卒業と同時に取得することが可能
このコースに在籍する学生は、高校を卒業後すぐに入学される方はもちろん、社会人の方も少なく
ありません。社会人の方は、現職でのスキルアップや技術職への転職を考えている方、事業拡大を
考えている経営層の方以外に、就職活動を見据えて技術力を高める目的で大学生も入学しています。
環境・材料・バイオ・食品・医薬品・化粧品・有機合成等について総合的に学ぶことができるので、
就きたい仕事の分野が決まっていない方が、学びながらその方向性を決めていくこともできます。
このように多様な目的に対応するため、このコースは学年定員20名の少数精鋭で開講しています。
また、国家資格である化学分析技能士の実技試験に出題される内容に近い実験もカリキュラムに
組まれているため、化学分析技能士の取得を目指して入学する学生もいます。
化学分析技能士実技試験と本校のカリキュラムの関係については、以前のブログで紹介していますので、
そちらをご覧ください。→
https://www.bunseki.ac.jp/teacher_blog/2017/07/post-39.html
今日は本校で国家資格である化学分析技能士3級の実技試験が行われ、
土曜・日曜日に本校に通学している学科の2年生も受検しました。
普段使用している実験室で受検しましたが、とても緊張している様子がうかがえました。
それでも資格取得に向けて一生懸命に実技試験に取り組んでおり、
実技試験終了後には次のような感想を言っていました。
「1年の時に実技試験と同じ実験をしていたので、復習して臨みました。」
「復習の際も、実験や授業を担当してもらった先生方に質問できたので、しっかりと準備ができました。」
「それでも簡単ではなく、集中して取り組んだので、受検時間がとても短く感じました。」
感想を言ってくれたN君は理系の大学を卒業後に分析化学の技術を身につけたいと思い、
本校に入学しました。大学生の時よりもスキルアップして就職したいという考えを持たれています。
また、現在企業で働かれていますが、職場内でのキャリアアップを目指して本校に入学したNさんは、
「いつも実験をしている場所で実技試験が受けられたので、落ち着いて受検することができました。」
「受検中は緊張しましたが、知っている先生が検定員としていたので安心して受検できました。」
「結果は合格しているかどうか、分かりませんがチャレンジして良かったです。」
今日は化学分析技能士3級を受検した学生を紹介しました。
明日の筆記試験も頑張ってくださいね。
by バッテン