2017.07.16
技術職への就職では、技術力は強いアピールポイントになります。
本校では、授業時間数の半分ほどが実験なので、大学よりも豊富な実技経験を積むことが
でき、確かな技術力が身に付きます。
そのため、本校の学生の中には大学を卒業後に技術修得のため、入学してくる学生も
少なくありません。
分析化学応用学科は、このように化学を学び直し、就職へと結び付けたいと考えている
方にもお勧めの学科です。
それでは、分析化学応用学科とは、どのような学科なのでしょうか。
本校には、平日に通学できない方を対象に週末(土曜日・日曜日)だけの通学で、
平日の学科と同様に2年間で卒業することができ、毒物劇物取扱責任者・化粧品製造業
責任技術者・化粧品総括製造販売責任者の国家資格も卒業と同時に全員が取得すること
ができる「分析化学応用学科」があります。
この学科では、技術職への就職や転職、現職でのキャリアアップやスキルアップ、
勤務先や自ら経営する企業の事業拡大に必要な国家資格の取得などの多種多様な
入学目的を持った学生が学んでいます。
このように多彩な入学目的を持つ学生に対応するため、分析化学応用学科は、1学年
あたりの定員を20名とする少数精鋭で開講しています。
卒業生のTくん(写真左側)が就職内定した時に、担任であった私みなとと一緒に撮った
写真です。
Tくんは化学分野への就職を希望して、大学で化学を学んだものの、化学分野への
就職を叶えられず、フリーターをしていました。
しかし、化学分野への就職を諦めることができなかったため、化学の専門性を高め、
技術力を修得することで、もう一度、化学分野への就職に挑戦しようと考えて、入学
しました。
2年生の夏には、技術力を証明できる唯一の国家資格である化学分析技能士を受験、
合格したことで、技術力への自信を深めました。
(化学分析技能士3級に合格した時の様子はこちらから)
そして、見事、合成樹脂材料の開発・製造を行っている企業に就職を決めました。
(内定した時の様子はこちらから)
内定した際にTくんは
『化学分析技能士3級に合格したことで就職活動の自信になりました。就職活動に役立つ
資格取得を含めて、トータル的にサポートしてくれたので、入学して本当に良かったです。』
と感想を聞かせてくれました。
さらに、Tくんのお父様からも
『きめ細やかな対応をしてくれなかった大学と異なり、担任を中心にマンツーマンで、
親身になって就職指導をしていただいたことに感謝しています。』
とコメントをいただきました。
このように大学では叶えられなかった技術職への就職を、本校卒業時に叶えられた理由は、
豊富な実験時間数と分析化学応用学科の特徴である少人数制により、ガラス器具を用いる
基本的な技術から、分析機器を用いた高度な技術まで、幅広い技術を実際に経験して、
確実に修得することができるからです。
例えば本日の2年生の実験では、有機化合物の化学構造を解析できる分析機器を用いて、
合成樹脂等の構造を読み取る方法を学びました。
非常勤講師のM先生の指導の下、2年生のNくん(写真手前の学生)がラップフィルムを
機器にセットしています。分析化学応用学科は少人数制なので、実験指導も個別に受け
られます。
Nくんも理系大学卒業後に本校に入学してきた学生です。
積極的に就職活動を行うと同時に、昨日は化学分析技能士3級の実技試験を受験しました。
(昨日の実技試験の様子はこちらから)
先ほどのTくん同様、技能士合格で技術力を証明し、希望する業界に就職を叶えたいと
考えています。
実験を終えたNくんは
『先輩に続いて、私も就職を叶えたいと思っています。そのためにも、本校で学ぶ技術の
1つ1つを着実に修得し、自信へとつなげていきたいです。』
とコメントしてくれました。
豊富な実技経験を自信にして、入学目的である就職内定を叶えてほしいと願っています。
このブログでNくんの最高の笑顔をお届けできる日をお楽しみに!!
明日(7/17)は国民の休日のため、学校はお休みです。
せんせのブログの次回更新は7月18日です。
次回のブログもどうぞお楽しみに!
by みなと