日本分析化学専門学校

今日は昨年度卒業した３４期のＴさん（写真左側）が、
元気な姿を見せに来てくれました。
本校を卒業して４ヶ月。企業では研修も終わりいろいろな分析業務を
勉強中とのことでした。今日は、夏休みを利用して学校まで挨拶に
来てくれました。

上の写真でＴさんの右側に写っているのは、在校生で、
有機テクノロジー学科２年生のＫくんです。Ｋくんは、既に内定をしています。
その内定先企業というのが、Ｔさんが働いている企業なのです。
つまり、来年の４月からは同じ職場で働く先輩と後輩になります。
Ｔさんが働いている企業は、愛知県にある鉄鋼やセラミックスなどの
材料分析、化学成分分析などをされている分析専門の企業です。
Ｔさんに仕事の様子を聞くと

「めっちゃ楽しいです！入学当初は、化学分析なんてできるのかなと
　不安に思っていた自分がいたのに。今となれば、金属の分析をしてる
　ことが信じられないです。企業には卒業生の先輩も多く、
　いろいろ教えてもらっています。
　今は、先輩に付いて仕事を覚えているところで、１０月からは、
　独り立ちして、分析結果を出すことになります。
　がんばってますよ！(笑)」

と、笑顔で本当に楽しそうに話してくれました。その姿を見て、
本校に在学していた時の担任をしていた私、ぽてととしては、
とても安心しました。
Ｔさんは、入学した時から実験の好きな学生でした。と言っても、
化学の勉強に苦戦していたことも多くありました。
それでも、先生に質問をしながら、１つ１つ乗り越えていきました。
また、学校生活の中では、学生で組織される自治会の会長も務めました。
人前で話すことが、本当は苦手ながらも、挑戦しようという気持ちで、
自ら立候補をして１年間立派に会長をやり遂げました。

実は、一緒に写っていたＫくんとは、自治会の同じメンバーでも
ありました。下の写真は、昨年度の自治会メンバーの集合写真です。

前列の左から２人目がＴさんで、前列の右端が当時１年生のＫくんです。
Ｔさんは、久しぶりに再会したＫくんの内定を祝福していました。
そして、話は徐々に仕事の話題となりました。

下の写真でお分かりいただけるでしょうか。目の前に貼られている
周期表の元素記号を見ながら、
「分析しているのは、このあたりの元素かな。分析機器も
　いろいろ使ってるよ。」
と、Ｋくんに仕事の様子を話していました。

身近に周期表が貼っている本校も地味にスゴいですが、
Ｔさんが話す姿は、本当に立派な分析技術者でした。
そこには、入学当初の化学の分析ができるだろうかと不安に感じていた
Ｔさんの姿は全くありませんでした。
これからは、もっといろいろな経験をして、技術も多く身に付けて
いくことと思います。その中で、苦難もあると思いますが、Ｔさんなら
大丈夫だと感じました。

来年の４月からは、Ｋくんも一緒に働くことになります。
先輩の背中を見て、互いに立派な分析技術者として活躍して
もらいたいと思います。

Ｔさん、今日は暑い中、ありがとう～！
また元気な笑顔を見せてください。

Ｂｙ　ぽてと