2017.08.17
昨日に引き続き、「道頓堀川水質調査」の続編をご紹介します!
昨日の道頓堀川水質調査の紹介内容はコチラ。
その前に、「道頓堀川」のご紹介から。
道頓堀川は、阪神タイガース優勝の時にTVで放送される川へのダイブで有名な川です。
しかし、そのダイブへの賛否と水質問題に関して、いつも話題となるところ。
そこで、客観的にその是非について判断できる材料の一つを広く提供することを目的に、
本校の学生が平成16年度から継続的にその水質を測定しています。
そして今回は開始から13年目となり、54回目の実施となります!
さて、こちらの写真。
我らが「ふらすこーズ」が見守る奥で、
何かを数えている学生たちがいます。
いったい何をしているのでしょうか。
「道頓堀川水質調査」の2日目にあたる今日は、
昨日サンプリングした道頓堀川の水中に
存在する一般細菌や大腸菌群数の検査を行っていたのです。
写真は、1年生命バイオ分析学科のUくん(左)とYくん(右)です。
マーカーを片手に、なにやら円盤状のものにチェックをしています。
この円盤状のものは「培地」と呼ばれるもので、
細菌類を増殖させるためのエサになる成分が含まれています。
こちらの写真の実験台上に重なっているものも培地です。
サンプリングした水をこの培地と混ぜて1晩置いておくと、
培地の中のエサを食べて細菌が増殖します。
昨日から今日までの1日間で、細菌がどのくらい増えたかを数えていきます。
細菌類は食中毒などで毎年話題となりますが、
どのような細菌がその水に生息しているのかを調査することは、
その水の安全性を評価することになります。
つまり、一般細菌や大腸菌の測定行うことで、
水質の良し悪しを判定する重要なデータの一つを
得ることができるのです。
写真は、本日、大活躍してくれたメンバーです。
環境委員会の委員長である
2年 有機テクノロジー学科のS君(後列右から2番目)は、
「昨年度から行ってきた道頓堀川水質調査ですが、
今年は委員長として測定を円滑に進めていきたいです。
いろんな学科の同級生や後輩たちと活動できるので、
皆でこの活動を行うことができて、とても嬉しいです。」
と頼もしい言葉をくれました。
また、2年 生命バイオ分析学科のIさん(前列真ん中)は、
「今日は、後輩にコロニーの判別の仕方を教えました。
昨年度、先輩から教わったように
今度は私がしっかりと技術を伝えていきたいです。」
と、力強く言っていました。
先輩は、これからの活動でも1年生をサポートし、
そのサポートを受けて1年生も技術を身に付けていくことでしょう。
これからも活躍を期待しています!
さて、今回の「道頓堀川水質調査」は
本日で折り返し地点を迎えました。
残すところ、あと2回の調査が行われます。
全ての調査が終了し、調査結果が出揃った後は、
そのデータを解析していくことになります。
道頓堀川の水質調査については、始めた経緯や、
過去の分析結果については
本校のHP(https://www.bunseki.ac.jp/dotonbori/)で紹介しています。
ぜひ一度ご覧下さい。
By ぷぷ