2017.08.06
本校には学生の資格取得を支援する様々なサポート体制があります。その中の1つに
国家資格の講習会という取り組みがあります。
具体的には「有機溶剤作業主任者」、「特定化学物質及び四アルキル鉛等作業主任者」、
「酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者」という3つの国家資格について、本校学生を
対象とした講習会を実施し、集中的に資格取得を行うというものです。
これらの資格はいずれも、労働環境の安全を守る「作業主任者」と言われる立場になる
ために必要な資格であるため、人気が高く、時期によっては受講までに数ケ月待ちの時
もあります。
そのような中、例年本校の学生が非常に多く受講を希望することや、これまでの受講態度
が良かったことから、主催団体のご厚意で、本校の学生のためだけに例年9月はじめの
時期にまとめて、3つの講習会を実施していただいています。
(昨年度の講習会の様子はこちらから)
本日、土・日開講の分析化学応用学科で、講習会を受講する学生に受講票が
手渡されました。
受講票を受け取った学生はまず受講する資格名や実施日程、氏名を確認しています。
ここで写真に写っている学生が在籍する分析化学応用学科についてご紹介します。
本校には、平日に通学できない方を対象とした土曜日・日曜日開講の「分析化学応用学科」
があります。週末を活用することで、平日の学科と同様に2年間で卒業することができ、
毒物劇物取扱責任者・化粧品製造業責任技術者・化粧品総括製造販売責任者の国家資格
も卒業と同時に全員が取得することができます。
この学科に在学する学生の入学目的は、例えば、技術職への就職や転職、現職における
キャリアアップやスキルアップ、勤務先や自ら経営する企業の事業拡大に必要な国家資格
の取得など多彩です。そして多種多様な目的に対応するため、1学年あたりの定員を20名
として少数精鋭で開講しています。
上の説明のように、分析化学応用学科の学生の中には平日に働いている学生も少なく
ありません。
講習会は平日に実施されるため、学生たちは有給休暇を利用したり、アルバイトのシフト
を調整したりする必要がありますが、効率的に国家資格を取得できる貴重な機会なので、
それぞれの入学目的に合わせて、受講しています。
さらに本日は、受講票の配布と同時に、受講上の諸注意についても説明しました。
8月末から始まる講習会の説明を本日行うのは少し早いように思われるかも知れませんが、
分析化学応用学科の学生も来週はお盆休みなので、スケジュールの再確認も含めて、本日、
受講票の配布と諸注意を行ったのです。
学生たちには来週のお盆休みを有意義に過ごしてほしいと思いますし、講習会ではぜひ
合格してほしいと思います。
秋風が吹く頃には合格証が届いてくると思いますので、その時にはまたご紹介したいと
思います。お楽しみに!
by みなと