2017.08.16
本校学生が取り組む課外活動のひとつに、環境委員会があります。
今日は、その環境委員会の学生が中心となって行う
今年度2回目の道頓堀川の水質調査で、サンプリングの日でした!
今回で、開始から13年目となり、54回目の実施となります!
道頓堀川は、大阪の難波という場所を流れる観光名所にもなっている川です。
阪神タイガースが優勝した時などには、禁止されているものの、
熱狂的なファンが川に飛び込んだりすることで有名になっている川でもあります。
この道頓堀川の水質は、実際はどの程度なのか?
本当に泳いで大丈夫なのか?をデータを取って、客観的に示し続けているのが、
この道頓堀川水質調査です。始めた経緯や、過去の分析結果については
コチラのHPで紹介しています。ぜひ一度ご覧下さい。
まずは朝からサンプリングにいきました。
下の写真は、学校を出発するときの様子です。
必要な器具や機器を持っています。
なんと今日は、ふらすこーズも一緒にサンプリングに行ってきました♪
下の写真のふらすこーズの左側では、橋の上から、
学生が採水する器具を降ろしています。
ふらすこーズの紹介は、コチラのページをご覧ください。
ふらすこーズの名前の由来など、紹介しています!!
その頃、学校では採取したサンプルを分析するため、
受け入れ準備が手際よく進められていました。
上の写真は、1年 生命バイオ分析学科のM君(左)です。
今回で、2度目の参加となります。
「色々な実験の技術を身に付けたいので、
今日は、細菌を分析する実験に参加しました。
先輩たちが親切に教えてくれるので楽しいです。
少しずつ、自分のスキルをアップさせていきたいです。」
と、実験に取り組む意気込みを語ってくれました。
上の写真は、サンプルが到着した時の様子です。
さあ、今度は実験室で分析を始めます!
分析項目はいくつかありますが、その中には、水の中に生息する
微生物(細菌)の数を測定する項目もあります。
具体的には、大腸菌群(大腸菌やその仲間の細菌)と呼ばれる
細菌数を調べたりします。
なぜ大腸菌群の数を調べるのかというと、
大腸菌群は、いろいろな排水に存在するだけでなく、
人や動物の腸の中に生息し、排便などにも含まれています。
つまり、川の水から大腸菌群が多く検出されたということは、
その川は下水などで汚れていると考えることができるのです。
下の写真は、その細菌数の検査を担当する学生たちが、
実験をしている様子です。
学生からは、
「この夏は、とても気温が高かったので、
もしかしたら菌が例年より繁殖してるんじゃないかと
思っています。」
と、予測をしながら実験をしていました。
細菌数の検査結果は、培養に時間が掛かるため、
明日以降に出る予定です。
この他にも、いくつかの検査を行っています。
そのため、水質調査は今日から8月21日(月)まで続きます。
どのような結果が出るのか、またブログでも紹介させていただきますね。
道頓堀川の水質が過去よりも改善されることを願い、
水質調査を続け、見えるデータとして示していきたいと思います。
byせんぱい