2017.08.27
今日は厚生労働省が所管する国家資格の1つ、
「技能士(化学分析)」の実技試験を、本校で実施しました。
写真は、受験者の皆さんに会場であることを案内する看板を
設置しているアメフト先生(右側)と私(左側)です。
技能士とは、働く上で身に付ける、または必要とされる技能の
習得レベルを評価する国家検定制度です。技能士の種類は様々で、
全部で126種類の試験があります。
その中の1つが、今日実施した「技能士(化学分析)」なのです。
そして、化学分析の技能を評価する実技試験会場が、
大阪府では本校になっており、本校の講師が準備をしていたのです。
試験会場の準備というと、実験室だけを提供していると思われる方が
いるかもしれませんが、実はそうではありません。
最初の写真のような看板を設置するだけでなく、
当日の実技試験で使用する試薬や実験器具は、
全て実施団体から指定された通りに本校講師が準備しています。
今回は、1級と2級の実技試験の実施とあって、
50種類近くの試薬を準備する必要がありました。
下の写真は、しろいるか先生(左側)とアメフト先生が、
試験直前に試薬の最終確認をしている様子です。
実技試験で受験者が使う大切な試薬です。
当然ですが結果にも大きく影響します。
そのため、確認は慎重に行っています。
今日の1級と2級を受験するためには、
1級の場合は7年以上、2級の場合は2年以上の実務経験が必要となりますが、
本校を卒業すると、在学していた2年間が実務経験と同等と見なされ、
企業などでの経験が無くとも、2級であれば、卒業後すぐに受験可能となります。
そのため、本校の卒業生も毎年受験しています。
※本資格は、1・2級以外に、3級もあります。
3級は、在校生も受験可能で、今年の7月に本校で実施しました。
3級の実技試験当日のブログは、コチラからご覧ください。
今日の受験者の中には、
本校を20年ほど前に卒業した15期のMさんの姿もありました。
Mさんに受験後の感想を聞くと、
「岐阜県に在住ですが、岐阜県内では試験を実施していないため、
少し遠かったですが慣れ親しんだ母校で受験したいと思い、
大阪まできました。合格していることを願っています。」
と、写真はありませんが、やりきった表情で話していました。
卒業後も、こうして資格取得に励む卒業生の姿を見て頼もしく感じます。
本校には、今日のような資格受験のためだけでなく、その他にも様々な目的で
卒業生が来てくれます。その都度、卒業生の社会での活躍や、
頑張っている話を聞くことができ、いつも嬉しく感じています。
私も、本校20期の卒業生として頑張らなければ!
byせんぱい