せんせのブログ

【土・日開講「分析化学応用学科」】学んだことを卒業研究で実践!

2017.09.09

土・日開講「分析化学応用学科」の2年生は、卒業研究が始まっています。
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↑卒業研究で使用する機器について、学生と担当教員が話し合っている様子です。
右側が分析化学応用学科2年のSくん、左側が卒業研究の担当教員であるM先生です。
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↑分析機器の部品の洗浄方法を教えてもらっています。

本校の卒業研究では、研究の方法を学ぶだけではなく、データ解析や分析機器のメンテナンス
についても学ぶことができます。

大学では分析機器を使った研究はできますが、メンテナンスなどは担当の職員が行うため、
大学生は実験するだけでメンテナンスの方法を学ぶ機会はあまりありません。
しかし、本校の場合は働き出してから必要となるメンテナンスの技術や知識も卒業研究で
身につけることができます。

そのため、企業で働き出してから分析機器の簡単なメンテナンスが必要な場合、
メンテナンス業者を呼ばなくても本校の卒業生はある程度対応することができます。

Sくんも使用する分析機器のメンテナンス方法をM先生に教えてもらいました。

「分析化学応用学科」は、平日の学科には通学できない方を対象とした週末(土曜・日曜)開講の学科です。
この学科は、平日の4学科と同じで「2年間で卒業すること」が可能です。
また、卒業と同時に次の資格を取得することができます。
 ・毒物劇物取扱責任者
 ・化粧品製造業責任技術者
 ・化粧品総括製造販売責任者

この学科に在籍する学生は、高校卒業後すぐに入学する方はもちろん、大学とのダブルスクールや
現在企業に勤めている社会人の方、事業拡大を考えている経営層の方も入学しています。
この学科は平日の4学科で学ぶ「環境・材料・バイオ・食品・医薬品・化粧品・有機合成など」
について総合的に学ぶことができ、多種多様な分野に応用の利く人材の育成も行っています。
また、この学科は学年定員20名の少数精鋭で開講していますので、学生一人一人に合った指導を
行うことができます。


S君の場合、すでに企業に勤めており、その企業で必要な資格を取得するために入学しました。
S君の卒業研究班のテーマは、「アスコルビン酸(ビタミンC)の酸化に関する」研究です。
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↑写真は、アスコルビン酸の物性測定を行っている様子です。

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↑分析機器の測定画面です。

卒業研究では、本校に入学してから講義や実験で学んだ分析化学の知識・技術を活かして、
学生達が興味を持っているテーマの研究を行います。
S君は現在勤めている会社で、「アスコルビン酸」を使用しており、
卒業研究ではその酸化に関する研究を行い、企業での仕事に活かそうと思っています。

これから卒業研究は本格的になっていきます。
授業や実験で身につけた知識と技術を活かして、2年生は卒業研究を進めていきます。


by バッテン