2017.09.14
9月11日から後期の授業・実験が始まり、学生たちが本校に帰ってきました!
まだ授業が始まって1週間も経っていませんが、実験棟では熱いディスカッションが
繰り広げられていました。
ましおか先生と真剣にディスカッションをする2年生命バイオ分析学科のNさん。
実は、このディスカッションは「卒業研究」に関するものだったのです。
本校では、1年次に分析化学の基礎を学び、実験器具や分析装置の扱い方を
身に付けていきます。そして2年次の前期では学科ごとに専門的な授業や
実験に取り組みます。
その集大成として取り組むのが2年次後期から始まる「卒業研究」なのです。
本校の実験は少人数のグループで、協力しながら行っていきますが、
卒業研究もグループ体制で進んでいきます。
その中で、実験スキルだけでなく、お互いのコミュニケーション力も
高まっていくのです。
始まるのは後期からですが、実際には前期のうちから「卒業研究」は
始まっています。
研究で必要となる実験器具や試薬、そしてその量や実験方法まで、
夏期休暇よりも前からグループ単位で準備を進めてきました。
中には、夏期休暇期間中に自主的に集まって、実験方法について
ディスカッションを重ねたグループもあります。
写真は、夏休み中の様子です。
初めの写真で紹介したNさんたちのグループも、後期が始まる前に
卒業研究に取り組んだグループの1つでした。
別の実験室に行ってみると、これからの卒業研究に使う試薬を
調製している別のグループの姿がありました。
こちらのグループは、植物から抽出した成分の有効利用について
調べることをテーマにしています。
このように、グループごとに取り組むテーマは様々で一つとして
同じものはありません。
学生たちに今の気持ちを聞いてみると、
「どんな結果が出るのか、今から楽しみです!」
「自分たちで研究を進めていくことに不安もありますが、今は、
とにかくやるしかない!と思っています。」
「自分一人でなく、みんなと協力して取り組めるのが嬉しいです。
いい結果を出したいです!」
と、意気込み十分なコメントが返ってきました。
いよいよ始まった卒業研究ですが、思っていた通りに進まないのが
卒業研究でもあります。
「なぜこうなるの?」「次はどうしよう?」と疑問を持つことで
様々な角度から現象を捉えられる目を育むことができます。
また、グループ内でディスカッションを進めることで、団結力と
計画力を自然に身に付けていくことでしょう。
まだまだ「卒業研究」は始まったばかり!
みんなと一緒に一歩ずつ、分析化学者への道を進んでいってください。
By ぷぷ