2017.09.23
分析化学応用学科の1年生に国家資格取得のうれしい知らせが届いてきました。
9月初旬に行われた国家資格の講習会を受けて、修了試験に合格し、労働環境の安全を守る
「作業主任者」と言われる立場になるために必要な資格を取得した学生たちです。
写真の学生たちが通う「分析化学応用学科」は平日に通学できない方を対象とした土曜日・
日曜日開講の学科で、技術職への就職や転職、現職でのキャリアアップやスキルアップ、
勤務先や自ら経営する企業の事業拡大に必要な国家資格の取得などの様々な入学目的を
持った学生が在学しています。
このように多彩な入学目的を持つ学生に対応するため、分析化学応用学科は、1学年
あたりの定員を20名とする少数精鋭で開講しています。
また、土曜日・日曜日の通学で、平日の学科と同様に2年間で卒業することができ、
毒物劇物取扱責任者・化粧品製造業責任技術者・化粧品総括製造販売責任者の国家資格
も卒業と同時に全員が取得することができます。
上で述べたように分析化学応用学科の学生の入学目的は多彩ですが、資格取得は多くの
学生に共通する目的です。
そこで、学生の資格取得を支援する様々なサポートがあります。
例えば、
〇卒業と同時に無試験で取得できる国家資格がある。
〇日々の授業や実験が資格試験の対策になっている。
〇本校が試験会場となる資格試験もあり、慣れ親しんだ教室や実験室で受験できる。
〇本校の学生を対象とした国家資格の講習会が開催される。
〇本校在学中または卒業と同時に受験資格をクリアできる国家資格がある。
などです。
冒頭の写真の学生たちが取得した「作業主任者」の資格は人気が高く、時期によっては
講習会受講までに数ケ月待ちの時もあります。
そのような中、例年本校の学生が非常に多く受講を希望することや、これまでの受講態度
が良かったことから、主催団体のご厚意で、本校学生のためだけに例年9月初めの時期に
「特定化学物質及び四アルキル鉛等作業主任者」、「酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者」
「有機溶剤作業主任者」の3つの講習会をまとめて実施していただいています。
(本年度の講習会の様子はこちらから)
講習会は平日に実施されますが、分析化学応用学科の学生の中には平日に働いている学生
も少なくありませんので、学生たちは各々の入学目的やスケジュールに合わせて、希望
する講習会を受講しました。
修了試験に合格した学生一人一人に、担任である私みなとが修了証を手渡しました。
今回3つ全ての講習会を受講し、修了試験に合格したUさんに修了証を手渡している
ところです。
Uさんに講習会の感想を聞くと
『最初は資格を取得できるか不安もありましたが、約半年間、化学を勉強してきたので、
講義の内容をスムーズに理解することができました。また、3つの資格で関連するところも
あったので、3つの講習会を一気に受講することで、より理解が深まったように思います。
3つとも無事修了できて、本当にうれしいです。』
と答えてくれました。
さらに、8月30日に本校で行われた危険物取扱者(乙種 第4類)の合格通知も届いて
きました。
危険物取扱者の資格取得には普通、都道府県ごとに実施される一般試験を受験する必要が
ありますが、試験を実施している一般財団法人 消防試験研究センターのご協力により、
本校学生のためだけの特定試験を、校内で実施しています。
合格した学生に感想を聞くと、
『危険物取扱者の試験では、安全衛生の授業が試験対策になっていたので、本当に助かり
ました。試験の前に授業で練習問題を解いたことで、安心して受験できました。』
『受験会場が本校で、試験監督も本校の先生方だったので、落ち着いて受けることが
できました。そのおかげで、合格できたと思います。本当に良かったです。』
とコメントしてくれました。
資格はそれぞれの入学目的を叶えるための力となりますので、本校のサポート体制を存分
に活用しながら、着実に取得していきましょう!
by みなと