せんせのブログ

ただ今、分析技術のレベルアップ中!

2017.09.26

9月中旬から後期が始まり、10日が過ぎました。

本校は、実験を中心にカリキュラムが組まれているため、1週間に2日、
実験を行う日があります。
後期が始まり、すぐに実験に取り組みたいところですが、
忘れてはいけないのがガイダンスです。
ガイダンスでは「どのような実験を行うのか、どのような原理なのか、
実験を行う上で注意すること」など、実験を行う前にその実験の概要と
注意事項をしっかりと確認します。
そんなガイダンスも終え、いよいよ今日から待ちに待った実験が始まりました!

実験室を覗いてみると、満面の笑みの生命バイオ分析学科、
健康化学分析学科の1年生がいました。
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実験器具を片手に、笑顔の生命バイオ分析学科1年のHさん(左)、Tさん(中央)、
Oさん(右)です。

今日から実験が始まったのは「機器分析化学実験」です。
この実験では、溶液中に含まれる金属の量を分析できる原子吸光光度計や、
お酒や香水といった気体になりやすい試料を分析できる
ガスクロマトグラフなどの分析機器を扱って実験を進めていきます。
機器分析化学実験では、数人のグループに分かれて7種類の分析機器を
順番に扱っていきます。

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こちらのグループは、ミジンコ先生から原子吸光光度計の説明を聞いていました。
金属の種類によって炎の色が変わる様子に、「おぉ~」という声が次々と
あがっていました。

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また別のグループでは、ガスクロマトグラフを行う前処理に取り組んでいました。
写真は健康化学分析学科1年のTさん(左)、生命バイオ分析学科Oさん(中央)、
同じく生命バイオ分析学科Uくん(右)です。

久しぶりの実験について感想を聞いてみると、

「夏休みの間、実験をすることができなかったので、
 今日を楽しみにしていました!
 久しぶりの実験で少し戸惑っていましたが、
 体が器具の扱い方を覚えていてビックリしました。」

「分析機器を自分で扱うのも面白いですが、自分の手を使って分析を進めていく
 手分析も楽しいです。やっぱり、実験が大好きです!」

など、前期に学んだ技術が自分の力になっていることを実感すると同時に、
分析することの楽しさを噛みしめている様子でした。

本校の実験は少人数のグループで協力しながら行っていくため、
全員が実験機器に触れることができ、どんどん技術力がレベルアップしていきます。
さらに、お互い協力して実験を進めていくため、コミュニケーション能力も
高まります。
このように、新しい分析方法や分析機器に触れ、お互い協力して実験を行う
ことで分析技術だけではなく、社会に出るために必要なスキルもレベルアップ
しているのです。

後期の実験は始まったばかり。
分析化学者に向かって、様々な面でレベルアップしていきましょう!

By ぷぷ