2017.09.30
本校では、平日の学科には通学できない社会人や大学生等を対象とした、週末(土曜・日曜)開講の
「分析化学応用学科」を設置しています。この学科は、平日の学科で学ぶ専門分野を総合的に学べる
特徴もあります。また、週末だけの通学ですが、以下は平日の学科と同様です。
・2年間で卒業が可能
・毒物劇物取扱責任者・化粧品製造業責任技術者・化粧品総括製造販売責任者の
国家資格を卒業と同時に取得することが可能
このコースに在籍する学生は、高校を卒業後すぐに入学される方はもちろん、社会人の方も少なく
ありません。社会人の方は、現職でのスキルアップや技術職への転職を考えている方、事業拡大を
考えている経営層の方以外に、就職活動を見据えて技術力を高める目的で大学生も入学しています。
環境・材料・バイオ・食品・医薬品・化粧品・有機合成等について総合的に学ぶことができるので、
就きたい仕事の分野が決まっていない方が、学びながらその方向性を決めていくこともできます。
このように多様な目的に対応するため、このコースは学年定員20名の少数精鋭で開講しています。
今日のブログでは、土曜・日曜日に開講している分析化学応用学科に通学する学生の感想を紹介します。
Mくんは、平日は調理に関する仕事をしています。
調理に使う食品添加物に興味を持ち、作り方、分析方法を学ぶために入学しました。
休みの日に通学することについてMくんは、
「普段の仕事と違うので、気分転換になります。」
「これから食品添加物に関する勉強をして、調理も分析もできるようになりたいと思っています。」
と話していました。
また、平日は容器などを作る機械を製造する仕事をしているNくんは、
「平日の仕事の時と違って、学生ということもあり、級友と趣味のことなど仕事場では
話さないような話をできるので、よい気分転換になっていています。」
「最初は、仕事をしながら通学することができるのだろうかと思っていましたが、
今では毎週楽しく通学しています。」
と楽しそうに話していました。
Hくんは化粧品メーカーで仕事をしています。本校に通うようになり、大きく成長したと言っています。
「これまでは申請書類に書いてある実験結果を信じるしかありませんでしたが、
本校に入学して分析化学を学ぶうちに少しずつ実験結果の意味を読み取れるようになりました。」
「自分自身で実験ができるようになってきたので、外注していた試験を自社内で
できるようにもなってきました。」
分析化学を学ぶことがおもしろくなってきていることを話していました。
最後にUくんですが、
「クラスの雰囲気が良く、毎回楽しいです。」
「もともと自社の事業継続のための資格取得を目的に入学しましたが、
楽しく学んでいるうちに、化学が分かり始め、今は学んだことを活かして、
新規事業も立ち上げたいと思うようになりました。」
と言っていました。
今日は、余暇を充実させている一部の学生を紹介しました。
by バッテン