2017.09.02
土・日開講「分析化学応用学科」の2年生が、国家資格である化学分析技能士試験に合格しました。
↑化学分析技能士3級に合格したN君です。
化学分析技能士とは、化学分析を仕事として行っている「金属や有機化学、環境など
をはじめとした各分野」の企業で実際に働いている人が、
その技能が一定のレベルに達しているかどうかを実技試験と筆記試験で確認して合否が決まる
資格試験です。
合格者は「技能士」を名乗ることができます。
受検資格は誰にでもあるのではなく、化学分析を行っている企業に一定期間勤務している人に
受検資格が与えられます。
本校の場合、入学したと同時に化学分析技能士3級を受検する資格が得られます。
さらに、2級の受検資格は企業で2年間以上勤務した経験がないと受検資格が与えられません。
しかしながら、本校を卒業した学生は在学中の2年間が受検資格として認められるため、
本校卒業後すぐに2級を受検することができます。
↑今年7月に行われた化学分析技能士3級受検会場の入り口です。
今回、化学分析技能士3級に合格したN君は「分析化学応用学科」に在籍しています。
「分析化学応用学科」は、平日の学科には通学できない方を対象とした週末(土曜・日曜)開講の学科です。
この学科は、平日の4学科と同じで「2年間で卒業すること」が可能です。
また、卒業と同時に次の資格を取得することができます。
・毒物劇物取扱責任者
・化粧品製造業責任技術者
・化粧品総括製造販売責任者
この学科に在籍する学生は、高校卒業後すぐに入学する方はもちろん、大学とのダブルスクールや
現在企業に勤めている社会人の方、事業拡大を考えている経営層の方も入学しています。
この学科は平日の4学科で学ぶ「環境・材料・バイオ・食品・医薬品・化粧品・有機合成など」
について総合的に学ぶことができ、多種多様な分野に応用の利く人材の育成も行っています。
その技能の修得レベルを確認するために、国家資格である化学分析技能士の受検を奨励しています。
また、この学科は学年定員20名の少数精鋭で開講していますので、学生一人一人に合った指導を行っています。
今回、化学分析技能士3級に合格したN君も一人一人に合った指導を活かして、
技能士試験に合格した一人です。
N君にインタビューしてみました。
1.どうして、この資格を取得しようと思ったのですか?
「本校で学んだことが自分の身についているか、どうかを確認したかったためです。」
「化学分析技能士の試験は、実技試験と筆記試験があります。記憶だけに頼る筆記試験だけではなく、
実技試験があるので自分の実験スキルの確認ができると思いました。」
2.合格する上で役に立った授業や実験はありますか?
「1年生の時に学んだ定量分析実験や定性分析実験の内容がとても役に立ちました。」
「筆記試験でもこれらの実験で学んだことが出題されました。」
「また、各授業も役に立ったと思います。」
↑実験中のN君です。
3.これから受検しようと思っている後輩たちへのアドバイスはありますか?
「本校では先生方が親身になってくれ、一人一人に合った指導をしてくださいます。」
「そのため、分からないところを先生に質問することで、知識を確実に身につけることができました。」
「特に、1年生の時に定量分析実験、定性分析実験を指導して下さったM木先生と担任の先生は
受検直前まで質問に答えてくださいました。」
「自分の学んできた内容が試験に反映されるので、本校に入学したからには
後輩の方々も是非、受検して合格してほしいと思います。」
4.合格した感想を教えてください。
「合格をホームページ上で確認した時は、ホッとしました。」
「無我夢中で試験を受けていたので、今でも合格できたという実感があまりありません。」
「来年4月から分析の仕事に就くのですが、その頃から実感するのではないかと思います。」
「来年は化学分析技能士2級を受検したいと思っています。」
今日は、化学分析技能士3級に合格したN君の合格の秘訣と、これからの意気込みを紹介しました。
後輩たちもN君に続いて、来年技能士試験を受検してくれると思います。
by バッテン