2017.10.14
「分析化学応用学科」は、平日の学科には通学できない方を対象とした週末(土曜・日曜)開講の学科です。
この学科は、平日の4学科と同じで「2年間で卒業すること」が可能です。
また、卒業と同時に次の資格を取得することができます。
・毒物劇物取扱責任者
・化粧品製造業責任技術者
・化粧品総括製造販売責任者
この学科に在籍する学生は、高校卒業後すぐに入学する方はもちろん、大学とのダブルスクールや
現在企業に勤めている社会人の方、事業拡大を考えている経営層の方も入学しています。
この学科は平日の4学科で学ぶ「環境・材料・バイオ・食品・医薬品・化粧品・有機合成など」
について総合的に学ぶことができ、多種多様な分野に応用の利く人材の育成も行っています。
また、この学科は学年定員20名の少数精鋭で開講していますので、学生一人一人に合った指導を行っています。
今日、2年生は医薬品・化粧品概論の授業がありました。
この授業では、医薬品・化粧品の研究開発から臨床試験、販売されるまでの経緯と
それらの業界のことを学ぶことができます。
また、授業を担当されているのは、最近まで薬科大学で教鞭をとられていたT先生です。
そのため、本校の学生は薬科大学の学生が学んでいたのと同じような内容を学ぶことができます。
医薬品・化粧品業界に興味を持つ方や将来、この方面に就職を考えている方には
うってつけの授業です。
また、学生達は、授業で医薬品や化粧品について学ぶだけではなく、
実験においても医薬品や化粧品などに使われている化学物質の抽出や分析を行っています。
写真は、2年生のN君が卒業研究で医薬品関連の実験を行っている様子です。
写真の赤色の物質は、唐辛子の成分を抽出したものをゼラチンの中に混ぜたものです。
このゼラチンから溶け出す唐辛子成分の濃度を分析機器で測定しています。
また、唐辛子成分の分析実験も行いました。
卒業研究を行っているN君は、
「授業で学んでいる医薬品業界のことに、卒業研究で関われて楽しいです。」
「卒業研究は今までの実験と違って、文献調査を行ったり、結果の評価を行ったりするので、
やらないといけないことはたくさんあるけれど、そこが面白いです。」
と言っていました。
今日は、医薬品・化粧品に関する授業と、それに関する卒業研究について紹介しました。
せんせのブログの次回更新は10月16日(月)です。
次回のブログもどうぞお楽しみに!
by バッテン