2017.11.11
「分析化学応用学科」は、平日の学科には通学できない方を対象とした週末(土曜・日曜)開講の学科です。
この学科は、平日に通学する学科と同じで「2年間で卒業すること」が可能です。
この学科に在籍する学生は、高校卒業後すぐに入学する方はもちろん、大学とのダブルスクールや
現在企業に勤めている社会人の方、事業拡大を考えている経営層の方も入学しています。
この学科は平日の各学科で学ぶ「環境・材料・バイオ・食品・医薬品・化粧品・有機合成など」
について総合的に学ぶことができ、多種多様な分野に応用の利く人材の育成も行っています。
また、この学科は学年定員20名の少数精鋭で開講していますので、学生一人一人に合った指導を
行うことができます。
この学科に通学する方の目的の1つとして、資格取得を目指す方もいらっしゃいます。
・毒物劇物取扱責任者
・化粧品製造業責任技術者
・化粧品総括製造販売責任者
これらの資格は、卒業と同時に取得することができます。
それ以外にも厚生労働省所管の国家資格である「化学分析技能士」という資格の取得を目指す方もいます。
この資格は分析化学を使って仕事をする上で、必要な技能の修得レベルを検定し、
一定レベル以上の技能を持つ人に対して付与されます。
化学分析技能士は、1級から3級まであり、筆記試験と実技試験が行われる資格です。
全国28か所くらいで実技試験が行われますが、大阪では本校が実技試験会場になっています。
そのため、本校の在校生または卒業生は、いつも使用している、または使用していた実験室で
受検することができるので、初めての場所で受検するよりも少し有利です。
今日、1年生が取り組んだ「定性分析実験」の実技試験も化学分析技能士の1級から3級の実技試験に
毎年必ず出題されています。
そのため、本校のカリキュラムを受講すると、
国家資格である化学分析技能士の取得にも役立つようになっています。
今年7月に行われた化学分析技能士3級を受検して、資格を取得した2年生も1年生の時に勉強、
実験した内容が化学分析技能士の対策にとても役立ったと言っていました。
1年生も来年の化学分析技能士受検に向けて今から準備しています。
by バッテン