2017.11.15
後期(9月)から始まった卒業研究も、折り返しとなりました。
本校では、1年生は基礎を、2年生からは専門を、そしてその集大成として
2年生の後期から学生がそれぞれテーマを選び、卒業研究に取り組みます。
卒業研究は多くて10人くらいの人数で班を作り、自分たちの研究に取り組んで
いきます。
指導教員に研究の方向性や今後のアドバイスをもらうことはありますが、
基本的には自分たちで計画を立て、実行し、試行錯誤を繰り返していきます。
卒業研究は、これまでに学んできた知識や技術を使って進めるのは
もちろんのこと、研究の進め方、発表の仕方などの実務的なスキルを学ぶ
機会でもあります。
こちらの2人は、同じ研究に取り組む生命バイオ分析学科2年のSくん(左)と
Nくん(右)です。Sくんは、研究計画を立てたりデータをまとめたりと、班の
中心となって班員を引っ張っています。今後の卒業研究に向けての意気込みをガッツ
ポーズで表現してくれました。
コミュニケーションルームをのぞいてみるとSくん、Nくんを中心に
班員同士で同じ机を囲み、盛り上がっている様子。
本校のコミュニケーションルームは、
学生が自由に調べ物や自習が出来る場所で、パソコンや図書、
書籍などを設置しています。
いつもは教科書を片手に勉強する姿やパソコンに臨む姿が見られるのですが、
今回の学生の手元には学術論文が握られていました。
もちろん、日々の学生生活中にも学術論文を片手に勉強するときはあるのですが、
今回はそうではないようです。
実は、彼らの班は中間発表を終えたばかりだったのです。
写真は、卒業研究の中間発表を行っている様子です。
中間発表とは、研究の途中段階において自分たちの研究の方向性や成果を
他の教員や学生に見てもらうもので、より良い成果を得るためのアドバイスを
もらう絶好の機会なのです。
中間発表を終えて今の気持ちを聞いてみると、
「練習を何度も重ねたので、上手くいきました。」
「思った以上に緊張しました!」
「自分たちが思っていることがうまく伝わっていないところを発見することが
できました。」
と、自分たちが思っていた以上に、実験を行っていない人たちに伝えるのは
難しいと実感し、すべてに納得というわけにはいかなかったようですね。
中間発表に向けて準備を進めていた姿を見ていた分、落ち込んでいないかと心配
しましたが、
「今、改善するポイントが分かって良かったです。質問があったところを修正して
いきます。」
「スライドに盛り込む情報と、内容を見直してもっと良くなるように工夫します。」
と、発表終了で落ち込むどころか、もらった意見にすぐ対応し、前向きに取り組む
姿が見られました。
中間発表をきっかけに、また一回り成長したようです。
本番の卒業研究発表会まであと2ヶ月と少し!
集大成を見せられるように、もらった意見を活かして、
計画的に取り組みましょう!!
By ぷぷ