2017.12.04
本校では、1年生では分析化学を基礎から学び、実験器具や分析装置の
扱い方を身に付けていきます。
そして、2年生からは学科ごとの専門的な授業・実験を経て「卒業研究」に
取り組みます。
卒業研究は、自分たちで研究計画を立て、データをまとめ、発表し、
卒業論文を書くという流れで進行していきます。
つまり、卒業研究とは、これまでに学んできたことの集大成となるのです。
実は前期のあいだにも研究のテーマを決め、その実験内容の検討、
必要な試薬や器具などのリストアップなど、
各グループで担当教員の力も借りながら着々と準備を進めてきました。
そして後期(9月)からは実験をスタートさせ、
折り返しとなる中間発表を先日終えた今、
2月3日(土)に行われる卒業研究発表会というゴールに向かって、さらなる
データを収集しています。
ゴールを意識した今、残された時間を意識するとその短さに焦る気持ちが
出てきても不思議ではありません。
少し心配しながら実験室を覗いてみると、それぞれの研究のゴールに
向かって真剣に、そして笑顔で実験に取り組む姿がありました。
そして、実験室のあちらこちらから
「僕たちの研究成果です!」
「中間発表から、ここまで研究が進みました!」
という声がかかりました。
こちらは、有機テクノロジー学科のIくん。
「僕たちのグループで合成した化合物です。」
と、笑顔で成果を見せてくれました。
こちらは、資源分析化学科のBくん(右)、Nくん(中央奥)、Uくん(左奥)。
大掛かりな装置を前に、楽しそうな様子です。
これまでの研究を共に乗り越えてきた時間を感じますね。
研究班でリーダーを務める資源分析化学科のTくん(写真右)に
ゴールに向かっての意気込みを聞いてみると、
「中間発表のときに頂いたアドバイスを参考に、結果を出していきたいです。
失敗も成功も、グループで共有してみんなで卒業研究を完成させたいです。」
と、グループの仲間で協力しながら頑張っていくという意気込み十分な
コメントが返ってきました。
ゴールまであと2ヶ月。
その道のりは、平坦なものばかりではないかもしれません。
それでもグループ全員が一丸となって、"より良い結果になるように頑張る!"
彼らの笑顔を見ると、そう感じることができました。
もちろん、私たち教員も全力でサポートします。
一緒にゴールまで走り切りましょう!
By ぷぷ