2017.12.17
本日は、本校で2つの資格試験が実施されました。
1つ目は、「バイオ技術者認定試験」です。
バイオ技術者認定試験とは、日本バイオ技術教育学会が行う
バイオ技術を利用しうる能力を判定する認定試験です。
この認定試験に合格すると、
「適切な指導者の下で実際にバイオテクノロジーに適応できる技術者」
であることが認定されます。
バイオテクノロジーは幅広い分野で利用されており、
再生医療への利用が期待されているiPS細胞などの研究や
医薬品、洗剤、化粧品などの機能や品質の向上のために利用されています。
このような人の健康や生活を支える技術や知識を持つ
バイオ技術者のニーズは高まっています。
本校の学生は、生命バイオ分析学科の2年生の学生たちを中心に、
このバイオ技術者認定試験を受験しました(上の写真)。
試験科目は、「生化学」「微生物学」「バイオテクノロジー総論」
「分子生物学」「遺伝子工学」と専門的な内容を幅広く問われます。
しかし、本校の生命バイオ分析学科の学生は、
授業や実験においてこれらの内容を学びますので、
普段の授業がそのまま試験対策となっています。
また、本校ではバイオ技術者認定試験の
資格取得対策講座が開講されており、
合格のためのサポートがとても充実しています。
上の写真の生命バイオ分析学科の2年生たちに感想を聞いてみると、
「普段の授業がそのまま試験対策として役立っているので、
計画的に対策を進めることができました。」
「資格対策講座で試験の傾向を把握し、過去問を多く解いてきたので、
準備万全で試験に臨めました。」
「これまで十分に勉強してきたので、合格していて欲しいです!」
といった感想を聞かせてくれました。
2つ目は、文部科学省後援「情報検定(J検)」です。
情報検定とは、パソコンの利用者に求められるデータや
情報などの処理や活用の能力を総合的に評価する資格試験です。
現代の情報社会において、多くのデータや情報を
正しく扱う能力はとても重要視されます。
本校の学生たちも「一人前の分析化学者」となるために、
日々の実験や卒業研究などで得たデータを客観的に解析し、
整理するためにパソコンを利用しています。
そして、レポートや卒業論文などにまとめていく際にもパソコンを利用し、
学校生活の中でパソコンスキルの向上を図っています。
また、本校ではパソコンが少し苦手な学生に対してPC実習を行っており、
こちらもサポート体制がとても充実しています。
資源分析化学科1年のN君は、情報活用検定1級を受験しました。
N君に感想を聞いてみると、
「この日のために過去問を解いてしっかり準備してきました。
少し難しいところもありましたが、手ごたえはありました。」
と力強く答えてくれました。
上の写真の生命バイオ分析学科1年のOさんは、情報活用検定2級を受験しました。
Oさんに感想を聞いてみると、
「資格取得のためにもちろん受験しましたが、
試験対策をすることで、学校や日常生活に活かせることも多く、
自分自身の能力の向上のためにも試験に挑戦しました。」
と笑顔で答えてくれました。
上の写真の有機テクノロジー学科1年のT君は、情報活用検定3級を受験しました。
T君に感想を聞いてみると、
「これまで多くの資格を取得してきましたが、
情報活用の資格も取得し、今後の就職活動に活かしたいと思って受験しました。
これからもいろいろな資格に挑戦していきたいです。」
と答えてくれました。
資格試験は一夜漬けで取得できるものではありません。
将来をしっかり見据えて明確な目標を立て、
計画的に準備を行っていくことが大事になります。
自分自身の能力の向上のために資格に挑む学生もおり、
今回の2つの資格試験を通して、
学生たちの資格取得に対する意識の高さ、
そして、学生たちが自ら成長しようとする姿を見ることができました。
希望の進路に向かって資格試験に挑戦する学生のみんなに、
いい結果が待っていますように!
By しろいるか