2017.12.19
本校では、1年生は分析化学の基礎から学び、実験器具や分析装置の
取り扱い方を身につけます。
そして2年生からは学科ごとの専門的な授業・実験を経て卒業研究に
取り組みます。この卒業研究は、自分たちで研究計画を立て、データを
まとめ、発表し、卒業論文を作成するという流れで進行します。
前期から使用する試薬の確認や研究計画について話し合い、
後期から本格的に研究をスタートさせた卒業研究も、
2月3日にある卒業研究発表会や卒業論文の
作成に向けて最終段階となってきました。
今日までの実験データを整理しながら、
発表準備や卒業論文作成を並行して行うため、実験にも熱が入ります。
「研究、頑張っています!」と笑顔で言ってくれたのは、生命バイオ分析学科
2年のSさん(写真左)、Kさん(写真中央)、Hさん(写真右)です。
こちらのグループは、お茶の抗菌性に関する研究を進めています。
今日は、安全キャビネットという装置の前で研究に取り組む姿がありました。
安全キャビネットの中には、「培地」がスタンバイされていました。
これは、微生物のエサとなるものです。
Sさんたちは、今まさに培地で微生物を培養する準備をしているところだったのです。
「僕たちが使っている微生物がこれです!」
と、微生物を見せてくれたのは、同じグループのメンバーであるMくん(写真左)、
Sくん(写真中央)、Hくん(写真右)です。
彼らの手にある丸いものがシャーレの中に入った培地です。その培地の上に、
研究で使用する微生物が増えていました。
卒業研究について話を聞いてみると、
「いよいよ卒業研究も大詰めなので、一つ一つの研究結果を大切にして
いきたいです。」
「卒業研究に取り組むことで、一つの研究を始めから終わりまでやりきる
充実感を味わうことができて嬉しいです。」
と、結果に対する思いや研究の面白さを感じ取っているようでした。
2年間の集大成である卒業研究ですが、今後の結果だけでなく
それ以上に彼らの成長が楽しみです!
もちろん、私たち教員も精一杯サポートしていきます!
一緒に頑張っていきましょう。
By ぷぷ