2018.01.12
本日は、大阪市立都島工業高校の生徒さんが本校へ実習に来られました。
写真は、機器に注入する試料を準備している様子です。
緊張の面持ちですねww
来られたのは理数工学科3年生の生徒さんで、
機器分析実習として昨年の10月から8回に別れて、
総勢80名の生徒さんが来校されています。
今回はその7回目でした。
実施するのは、通常の授業ではできない分析機器を用いた実習です。
今までと同じく2種類の実験を行いますが、
そのうちのHPLC(高速液体クロマトグラフ)の実験の模様を紹介します。
HPLCは、液体中に含まれる成分を測定する機器で、
試料の中に何が、どれくらい含まれるのかを調べることができます。
医薬品関連分野や食品関連分野において、良く用いられる機器の一つです。
今回の実験はビタミンC(アスコルビン酸)の分析を行いました。
測定の際は、
試料を注入するのに「シリンジ」と呼ばれる注射器に似た器具を使います。
最初の写真はその時の様子でした。
時間は掛かっても一人一人、ビタミンCを溶かした液体を機器で測定してもらいます。
参加された生徒さんから、
「難しそうな機器の説明を分かりやすくしてもらえて良かった」
「化学って難しいイメージがあったけど、興味が湧いてきた。」
「化学に対する印象が変わった。」
「自分の学校以外で授業することはとても貴重な経験だった。」
などなど、
嬉しいお言葉をいただきました。
本校としても分析化学を教えている学校として、
少しでも化学の楽しさやすばらしさを知っていただきたいと
ご協力させていただいています。
残りあと一回ですが、最後も楽しみにしています。
本校では他にも中学や高校と連携して、
出張形式や受け入れ形式での実験会等を行っています。
興味のある方はコチラをご覧下さい。
by ましおか