2018.01.18
本日は、1年生の定量分析実験実技試験の実施日でした。
「定量」とは、ある液体の「濃度」や
物質の入っている「量」を調べることです。
分析の中でも基本的かつ非常に重要となる技術です。
その実験の実技試験は、分析の基礎が実際にどれくらい身に付いているか?
ということを確認する上で非常に重要です。
試験では「滴定」という分析手法の技術を確認します。
滴定とは、濃度が分かっているある溶液の加えた量を手がかりに
調べたい溶液の中の成分の濃度を求める手法です。
実はこの手法、国家資格である技能士(化学分析)の
実技試験でも問われる技術なので、とっても大切なのです。
さらにその実技試験と同じように一人ずつ、実技試験を行うのです。
学生たちは大変緊張していました。
しっかりと準備をしています。
びっしりと書き込まれたノートです。
一人ずつですので当然、試験を待つ学生がいます。
その学生に話を聞いてみると、
「とにかく緊張しています。予習とシミュレーションをしっかりとして
手順を頭に入れてきましたが、制限時間内で終わるか心配です。」
「みんなで集まると、自然と実技試験の話になってしまいます。
一緒に頑張ろうと思いました。」
本校では、4月から1年間かけて、実験技術を身に付けていきますが、
その修得技術の成果を確認するために実技試験を行います。
学生達は緊張していますが、自身にどれほど技術が身に付いたかを、
実感できる日でもあります。
期末試験終了後すぐですが、学生達の頑張りには驚くばかりです。
今後もしっかりと技術も身につけて欲しいと思います。
by ましおか