2018.02.25
放課後、分析化学応用学科1年生の教室をのぞくと、残って談笑する学生たちがいました。
そこで、本年度の授業を終えた学生たちに、本校での1年間を振り返ってもらいました。
残っていた学生たちに集まってもらいました。1年間をやり遂げて、充実の表情です。
上の写真に写る学生たちの入学目的や経歴は様々ですし、年齢層も幅が広いです。
例えば、入学目的では転職、国家資格の取得、スキルアップなどがあります。
このように多様な学生たちが集まる分析化学応用学科について、まずはご紹介します。
本校には、平日に通学できない方を対象に週末(土曜日・日曜日)だけの通学で、
平日の学科と同様に2年間で卒業することができ、毒物劇物取扱責任者・化粧品
製造業責任技術者・化粧品総括製造販売責任者の国家資格も卒業と同時に全員が
取得することができる「分析化学応用学科」があります。
この学科では、技術職への就職や転職、現職でのキャリアアップやスキルアップ、
勤務先や自ら経営する企業の事業拡大に必要な国家資格の取得などの多種多様な
入学目的を持った学生が学んでいます。
また、このように多彩な入学目的を持つ学生に対応するため、分析化学応用学科は、
1学年あたりの定員を20名とする少数精鋭で開講しています。
上にも書きましたように、分析化学応用学科の学生の入学目的は様々ですが、それぞれ
叶えたい目的は明確ですので、それぞれの目的を達成できるように、お互いに助け合う
雰囲気があります。
また、年齢的に見ても、高校を卒業してすぐの19歳の方から40歳代、学年によっては
50・60歳代の方まで、幅広い年齢層の学生がいます。
そのため、全体として落ち着いた雰囲気ですし、様々な経歴を持った学生が交流して
情報交換ができることも、分析化学応用学科の魅力と言えます。
学生からも
『昨年4月の初めて登校した日に行われたガイダンスで、自己紹介を行った時に、
様々な経歴の方がいて、驚きましたし、同時に色々な話しが聞けて、楽しそうと
思いました。そこで、積極的に声を掛けて、一緒に昼食を摂るなどして、交流を
深めていきました。今では皆が仲の良い、素晴らしいクラスになったと思います。』
といった声が聞かれました。
(登校初日に行われたガイダンスの様子はこちらから)
学生たちは同じ教室で学び、昼食を共にするだけではありません。
例えば、写真のように実験は基本的にチームで行います。良い結果を出すために協力する
中で学生同士の交流も増え、絆も深まります。
また、同じ資格を目指す学生が周りにいることで、一緒に勉強できたり、励ましあえたり
することも、明確な目的を持った学生たちが集まる分析化学応用学科の良いところです。
休み時間に、学生同士で教え合っています。
同じ資格を目指し、見事合格した学生たちです。喜びがあふれています。
さて、分析化学応用学科の特徴は多彩な学生たちだけではありません。
通学するのは土曜日・日曜日のみで良いことも、大きな特徴です。
この特徴によって、「平日に働くこと」ができますので、現職を続けながら、
転職に必要な技術の修得や現職で必要な資格の取得といった目的を叶える
ことができます。
他にも、「大学とのダブルスクール」や「遠距離からの通学」といったことも、
可能となります。
平日に働きながら、通っていた学生からは
『初めは仕事と学業を両立できるか不安でしたが、例えば土曜日や日曜日に仕事が
入った時のための公欠制度(年間一定数、仕事で休んだ場合に、出席扱いにする制度)
など、両立のためのサポートが充実していたので、安心することができました。』
『授業・実験で毎回配られる授業シート(各回の重要ポイントがまとめられたプリント)
は、授業や実験の内容を理解することだけではなく、休んだ授業の内容を把握すること、
効率的な復習や試験勉強、さらには分からないところを質問する時にも役立ちました。
限られた時間の中で知識や技術を修得するために、授業シートがあって、助かりました。』
といったコメントもありました。
このように、入学目的を叶えるために、支え合いながら過ごしてきた分析化学応用学科の
1年生も本年度の授業は本日で終了し、3月は春休みとなります。
4月にまた、元気に会えることを楽しみにしています。
by みなと