2018.04.07
本校には、平日に通学できない方を対象とした土曜日・日曜日開講の「分析化学応用学科」
があります。週末を活用することで、平日の学科と同様に2年間で卒業することができ、
毒物劇物取扱責任者・化粧品製造業責任技術者・化粧品総括製造販売責任者の国家資格も
卒業と同時に全員が取得することができます。
この学科に在学する学生の入学目的は、例えば、技術職への就職や転職、現職での
キャリアアップやスキルアップ、勤務先や自ら経営する企業の事業拡大に必要な国家
資格の取得など多彩です。そして、多種多様な目的に対応するため、1学年あたりの
定員を20名として、少数精鋭で開講しています。
本日、このような特徴を持った分析化学応用学科の2018年度がスタートしました。
とは言っても、新入生にとっては初めての登校日ですので、本日は授業を行わず、
明日からの学校生活に向けたガイダンスを行いましたので、その様子をご紹介します。
先ほども述べたように、分析化学応用学科は1学年の定員が20名ですので、2学年の
学生を併せても40名です。
実験も同じ時間に同じ実験室で行いますので、学科全体がクラスメイトのような感じです。
そこで、分析化学応用学科では毎年、学年を越えた交流を目的として、ガイダンスの日に
1・2年合同で自己紹介を行っています。
2年生からは、自己紹介だけではなく、激励のメッセージもありました。
『私は商業高校の出身なので化学初心者だったのですが、授業で分からなかったことも
個別に質問に行くと、教科担当の先生や担任の先生が丁寧に教えてくれたので、どんどん
と理解できるようになり、無事に進級することもできました。分からないことは早めに
質問すると良いと思いますよ。』
『私は就職を目的に入学しました。現在、就職活動に取り組んでいるところですが、
本校のためだけにいただいた求人がたくさん届いていて、とても心強いです。さらに、
担任を中心に、マンツーマンで就職指導もしてくれるので、助かっています。就職希望
の方も安心ですよ。』
2年生のメッセージを聞いて、1年生も安心が持てた様子でした。
さらに、学年を越えた交流の第一歩として、学校内の施設(資料室など)や周辺の環境
(南天満公園など)を見て回るオリエンテーリングを行いました。
このオリエンテーリングでは毎年2年生が説明に協力してくれており、1年生が2年生と
会話を交わす初めての機会となります。
2年生のUくんとSさん(写真右端の学生)が資料室でパソコン使用の注意事項を説明
しています。
オリエンテーリングが終わる頃には、緊張した表情だった1年生も、かなりリラックス
した表情に変わっていました。
それ以外にも本日のガイダンスでは、本校の教育方針や学び方、各種規則、本年度の
スケジュールや時間割、さらに本校は環境管理の国際規格「ISO14001」の認証取得校
ですので、本校の環境方針や、その中で学生たちが果たすべき役割についての説明も
行いました。
また、実験の時に着用する白衣の採寸と申し込みも行いました。
本校では各自の名前入りの白衣を準備します。
試着用の白衣を着ながら、段々と実験をするという実感が湧いてきているようでした。
分析化学応用学科では、入学式を待たずに、明日から授業が始まります。
長いようで、短い2年間。クラスメイトと協力しながら、有意義な時間を過ごして、
それぞれの入学目的を叶えてほしいと願っています。
一緒に卒業と言うゴールを目指して、歩んでいきましょう!!
by みなと