日本分析化学専門学校

本校では、平日の学科には通学できない社会人や
大学生等を対象とした、週末（土曜・日曜）開講の
「分析化学応用学科」を設置しています。

土曜日・日曜日の時間を有効に活用することで、
化学分析の知識・技術を修得することができ、
平日の学科で学ぶ環境・材料・バイオ・食品・医薬品・
化粧品・有機合成等の専門分野を総合的に学ぶことが
できます。

また、週末だけの通学ですが、平日の学科・コースと
同様に２年間で卒業でき、毒物劇物取扱責任者、
化粧品製造業責任技術者、化粧品総括製造販売責任者の
国家資格を卒業と同時に取得することが可能です。

また、この学科に在籍する学生は入学目的も様々です。
現職でのスキルアップや技術職への就職・転職を考えている方、
事業の継続や拡大に必要な国家資格の取得を目的とする経営層の方、
さらに就職活動を見据えて技術力を高めることを目的とする大学生も
入学してきます。
こういった多様な目的に対応するために、この学科は学年定員２０名の
少数精鋭で開講しています。

分析化学応用学科の2018年度は昨日からスタートしましたが、
昨日はこれからの学校生活に向けたガイダンスを行いましたので、
本日から本格的な授業が開始です。
そこで、本日は授業の様子をお伝えします。

上の写真は、新１年生が「基礎化学」の授業を受けている様子です。
この科目は、これまで化学をほとんど学んだことがない方や
化学から離れていた方のために、高校レベルの化学を基礎から
学ぶことができる科目です。
このような科目があることで、化学の授業に不安がある学生も
安心して学校生活をスタートすることができます。

「基礎化学」担当教員のＭ木先生（上の写真右奥）は、
本校の卒業生でもあり、本校での講師歴も長い教員なので、
学生たちの不安な気持ちもしっかりと理解して、図を多く
使いながら、丁寧で分かりやすい授業をしていました。

また、Ｍ木先生は「授業シート」（上の写真）も活用して、
授業を進めていました。

「授業シート」とは、授業や実験において毎回配布されるもので、
授業や実験の担当教員が、その授業・実験の重要ポイントなどを
まとめたプリントのことです。
「授業シート」は授業の教材としての活用はもちろんのこと、
授業後の復習にも活用できる最適な勉強のツールとなっています。
さらに、授業の理解度を確認する欄もあるので、自分自身で理解状況を
見える化することができ、分からないところを担当教員に質問する際
にも役立ちます。

新１年生に授業の感想を聞いてみると、
「私は化学の勉強をこれまで詳しくやってきていなかったので、
　授業が始まる前は授業についていけるかとても不安でした。
　でも先生が日常にある例を出しながら、基礎から丁寧に
　分かりやすく教えて下さったので、その不安も解消されました。」
と答えてくれました。

また、別の学生からは、
「授業シートがあったので、授業がとても聞きやすかったです。
　家に帰ったら、授業シートを使ってしっかりと今日の復習を
　したいと思います。」
といった感想も聞けました。

このように、化学初心者の方や勉強から離れていた方でも、
これからの２年間を通して学んでいく専門的な科目にも十分に
ついていけるよう、様々な工夫を行っているところが、
分析化学応用学科の大きな特徴と言えます。

また、お昼休みには、声を掛け合って、一緒にお昼ご飯を
食べている学生の姿も見ることができました。
こうして生まれる絆が、２年間を支えてくれる大きな力と
なるので、クラスに良い雰囲気が生まれつつあることが
感じられ、うれしく思いました。

学生の皆さん、学生同士仲良く協力し合って、
２年間を充実したものにしていきましょう！
我々教員も全力でサポートしていきます！

Ｂｙ　しろいるか