2018.04.14
土曜日・日曜日に通学する分析化学応用学科には、化学初心者の方も多く
入学してきますが、授業も実験も基礎から始まるので、大丈夫です。
まずは、化学初心者でも2年間で分析化学者になることができる
分析化学応用学科について、ご紹介します。
本校では、平日の学科には通学できない社会人や大学生等を対象とした、
週末(土曜・日曜)開講の「分析化学応用学科」を設置しています。
この学科では、平日の学科で学ぶ
環境・材料・バイオ・食品・医薬品・化粧品・有機合成等の専門分野を
総合的に学ことができます。
また、週末だけの通学ですが、以下は平日の学科と同様です。
●2年間で卒業が可能
●以下の国家資格を卒業と同時に無試験で取得することが可能
・毒物劇物取扱責任者
・化粧品製造業責任技術者
・化粧品総括製造販売責任者の
この学科に在籍する学生は、入学目的も様々です。
現職でのスキルアップや技術職への就職・転職を考えている方、
事業の継続や拡大に必要な国家資格の取得を目的とする経営層の方、
さらに就職活動を見据えて技術力を高める目的で大学生も入学しています。
こういった多様な目的に対応するため、この学科は学年定員20名の少数精鋭
で開講しています。
分析化学応用学科は、先週から本格的に授業がスタートしていますが、
本日から1年生の「基礎化学実験」が始まりました。
この「基礎化学実験」では、実験器具の名称・使い方・洗浄方法、
分析化学の基礎的な技術、データの取り扱い方やレポートの作成方法を
修得することができます。
上の写真は、これから本格的に実験を行っていくにあたって、
必ず最初に学んでおかなければならない実験器具(ビーカーや
ガスバーナーなど)の取り扱い方や注意点について説明している
ところです。
説明をしているM木先生(上の写真中央)は本校の卒業生で、
教員歴も長く、実験指導に精通しています。
そのため、実験器具を取り扱う際に、学生たちが間違えやすい
ところを強調し、なぜこのような取り扱い方をしなければならない
のかという理由もつけながら、とても丁寧に説明していました。
また、教室では、これから実験を行っていくにあたっての注意事項、
実験ノートやレポートの書き方、各実験テーマの内容についての
説明もありました。
学生たちはしっかりメモをとりながら真剣に説明を聞き、
積極的に質問もしていました。
少人数で実験や講義を行うことで、このように学生が質問をしやすい
環境がある点も、分析化学応用学科の大きな特徴です。
学生たちに今日の感想を聞いてみると、
「これまで化学の実験はあまりしたことがなくて少し不安でしたが、
先生の説明がとてもわかりやすく、質問にも丁寧に答えてくださるので、
実験に対する不安がなくなりました。」
「これまでに使ったことのある実験器具もありましたが、
見たことのない器具もありました。
これから実験していくことがとても楽しみです!」
「実験ノートやレポートの書き方について、詳しく教えていただいたので、
とても参考になりました。今日教わったことをしっかり守って、
安全に実験をしていきたいです。」
といった感想を聞くことができました。
「基礎化学実験」では、上の写真にあるような様々な実験器具を使用します。
学生たちには、これから本格的に始まる実験で、今日学んだことを活かし、
分析化学の基礎的な技術をしっかり身につけていってほしいと思います。
そのために我々教員も丁寧にサポートしていきますので、1つ1つ着実に
修得していきましょうね!
By しろいるか