2018.04.29
少人数制の分析化学応用学科では、学生のニーズを把握して、ニーズに合わせた授業
展開も行っています。
本日、2年生の「材料分析化学」の授業では、学生のニーズを取り入れ、化粧品に関する
講義が行われました。
学生のニーズに合わせた授業も行っている「分析化学応用学科」は平日に通学できない
方を対象とした土曜日・日曜日開講の学科です。週末を活用することで、平日の学科と
同様に2年間で卒業することができ、毒物劇物取扱責任者・化粧品製造業責任技術者・
化粧品総括製造販売責任者の国家資格も卒業と同時に全員が取得することができます。
この学科に在学する学生の入学目的は、例えば、技術職への就職や転職、現職での
キャリアアップやスキルアップ、勤務先や自ら経営する企業の事業拡大に必要な国家
資格の取得など多彩です。そして、多種多様な目的に対応するため、1学年あたりの
定員を20名として、少数精鋭で開講しています。
現在の2年生には、現職の業務継続や事業拡大のために必要な化粧品の製造・販売に
関する国家資格の取得を入学目的とする学生や、化粧品分野への就職を希望している
学生も多いため、「化粧品に関する知識や技術を学びたい!」というニーズがあります。
材料分析化学は、様々な材料(セラミックスなどの無機材料、プラスチックなどの有機
材料、金属材料等)の性質と、それらの成分を測る技術(分析技術)について学ぶ科目
なので、学生のニーズを取り入れて、有機材料の講義の一環として化粧品に関する説明
が行われたのです。
授業や実験には、それぞれの科目で必ず修得してもらいたい項目がありますので、
これらの項目についてはきちんと説明を行っていきますが、学生のニーズを把握して、
そのニーズに合わせた内容も臨機応変に盛り込んでいくことができるのは、少人数制の
分析化学応用学科の特徴と言えます。
さらに、少人数制だからこそ、分からないことや疑問に思うことがあれば、その場で
質問して、解消することができます。これも、分析化学応用学科の魅力と言えます。
右端の学生の質問に先生が答えているところです。
質問をした分析化学応用学科2年のUさん(上の写真の右端の学生)は自らが経営する
会社の業務継続のために資格取得を目的に入学した学生です。
授業後にUさんに感想を聞くと
『私たちが知りたいと思っていることに、授業の中で応えてくださるので、ありがたい
ですし、授業に対するモチベーションも上がります。また、実務経験豊富な先生方が多く、
実務に関する質問にも答えていただけるところも助かっています。分析化学応用学科での
勉強は本当に有意義です。』
と答えてくれました。
分析化学応用学科には、様々な目的で入学してくる学生に応じたサポートがありますので、
そういったサポートを存分に活かして、それぞれの入学目的を叶えてほしいと思います。
by みなと