せんせのブログ

【土・日開講「分析化学応用学科」】基礎的な技術を1つ1つしっかり学ぶ基礎化学実験

2018.05.19

本日、分析化学応用学科の1年生は基礎化学実験で、本格的な化学分析に初挑戦
しました。これまでは、化学分析の基礎となる天秤や、体積計と呼ばれる容量を
正確に量るために用いるガラス器具の正しい使い方を学んできました。そして、
いよいよ本日から、化学分析の実験方法を学び始めたのです。
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本日は滴定という実験方法を学びました。分析化学応用学科には化学初心者の学生
も多いため、学生たちは真剣そのもの、少し緊張した面持ちですが、実験の時間中
に段々と操作に慣れていきます。


化学初心者の学生も多く在籍する分析化学応用学科は、平日に通学できない方を
対象とした土曜日・日曜日開講の学科であり、技術職への就職や転職、現職での
キャリアアップやスキルアップ、勤務先や自ら経営する企業の事業拡大に必要な
国家資格の取得などの様々な入学目的を持った学生が在籍しています。

このように多彩な入学目的を持つ学生に対応するため、分析化学応用学科は、1学年
あたりの定員を20名とする少数精鋭で開講しています。
また、土曜日・日曜日の通学で、平日の学科と同様に2年間で卒業することができ、
毒物劇物取扱責任者・化粧品製造業責任技術者・化粧品総括製造販売責任者の国家資格
も卒業と同時に全員が取得することができます。


実験でははじめに、教員が操作方法を実演することで、学生たちは目で見て学ぶことが
できます。
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左端に写る非常勤講師のM先生は、本校の卒業生で、かつ実験指導を長年行ってきた
教員ですので、学生だった頃の体験や長年の指導で培った経験を活かして、1つ1つ
丁寧で分かりやすい実演や説明を心掛けておられます。

このように、実験で初めて行う操作は必ず教員が実演して、正しい操作方法やコツなど
を説明しますので、高校や大学で実験経験のない方や、高校や大学以来実験をする機会
がなかった方でも安心です。

さらに、全体への実演と説明が終わった後は、学生がそれぞれ、実験操作を実際に
行っていきますが、その時に教員は学生たちの間を回りながら、様子を見て、適宜
マンツーマンで指導を行っていきます。
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教員の実演を間近でじっくりと見ることができるのも、こうした個別指導を受ける
ことができるのも、少人数制の分析化学応用学科の魅力です。
見て学び、個別指導を受けることで、実験時間中にメキメキと、技術が上達していきます。

また、1年生の初めに行う基礎化学実験では化学分析の基本的な操作方法を学ぶことは
もちろんですが、化学分析を身近に感じてもらうことも目的の1つなので、身近なものを
試料として用いています。
今回は多くのご家庭の台所にある「お酢」を試料として用いました。
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実験を終えた学生に感想を聞くと
『初めての操作に戸惑うところもありましたし、上手くできないところもありましたが、
1つ1つ丁寧に指導してもらえたことと、繰り返し操作を行うことで、少しずつ慣れて
きたように思います。学んだことを、これからの実験で活かしていきたいです。』
『常に近くに先生がいて、分からないことは、その場で質問して解消することができる
ので、助かりました。初めはきちんと実験ができるか不安でしたが、安心して実験に
取り組むことができました。』
と話してくれました。

1年生の前期に開講される基礎化学実験では、基礎的な技術を1つ1つ学んでいきます。
実験を通して、化学分析のプロフェッショナルへと階段を1つ1つ上っていきましょう。

by みなと