2018.05.11
今日は、本校に立ち寄ってくれた卒業生を紹介します。
来校してくれたのは第34期卒業生のOくんです。
Oくんは現在勤める企業で、工場などで発生する悪臭物質などを
浄化する装置の性能試験や空気清浄機の販売事業に携わっています。
この企業は、一般に除去することが難しいとされる
低濃度の有機化合物や動物臭などにも対応できる技術をお持ちです。
そこでOくんは販売業務に携わるだけでなく、
分析職としても活躍しています。
普段は関東で働いているOくんですが、今回大阪に来たとのことで、
近況報告にと母校にも顔を見せてくれました。
担任だったましおか先生(写真右側)との久しぶりの再会で、
学生時代の話に花が咲いていました。
スポーツ大会などの学校行事や友人との語らいの思い出、
就職活動など話題は多岐にわたっていました。
就職活動の話題になると、
学校行事のひとつで実際に企業を見学する事業所見学会を通して
学んだビジネスマナーが役に立っていること、
現在勤めている企業で働きたいと思ったきっかけなどを
懐かしんで話していました。
ましおか先生も当時を振り返りながら、良いひとときを過ごされていました。
「実験をする中で、時には失敗することもありました。
そこで、正確な結果を出すためにどうすれば良いか、
自分で考えて行動したことが成長できたことですね。」
と在学中に培った能力が現在の仕事でも活かされているようでした。
卒業後も、本校で学んだ分析化学の技術を活かして働いていること、
学校行事を通じての学びが役立ったと
卒業生が今でも実感してくれていることは、
私たち教員にとって、とても嬉しく励みになります。
そして何より、Oくんの「楽しく頑張っている!」という充実した様子を
知ることができ教員という立場での幸せも感じます。
同時に分析化学者として活躍する人材を育てる責任があると
思いを新たにできた時間となりました。
Oくん、ありがとう!
益々の活躍をお祈りしています。
by かもみーる