2018.05.18
今日は、火災や緊急事態への対応をしっかり身に付けるために、
年に1度の「防火訓練」を実施しました。
学生たちには、事前に防火訓練が行われることを伝えていますが、
開始時間は伝えておらず、できる限り実際の火災時の状況をイメージしながら、
緊張感をもって訓練に取り組みます。
今回は、実験室から出火したことを想定し、
全学生、全教職員が本校の近くにある南天満公園に避難しました。
また、訓練には大阪市北消防署の方にも立ち会っていただきました(写真下)。
火災発生時に自分自身の命を守るためには、
どれだけ早く非難するかということが、とても大切になるため、
毎年、火災発生から避難完了までの時間を計っています。
今年度の避難時間は、昨年度に比べ2分ほど短縮できており、
学生たちの訓練に対する意識の高さがうかがえました。
また、消防署の方に消火器の扱い方をご指導していただき、
実際に消火器を用いて、初期消火の方法を学びました(写真上)。
消防署の方の丁寧なご指導のおかげもあり、
学生たちはすぐに初期消火のコツをつかんでいました。
防火訓練終了後は、実験室や教室に移動して、
実験室で起きる可能性がある事故の緩和対策とその対応の仕方について
教員から指導を受けました(写真上)。
学生たちは、真剣に話を聞き、緊急事態への対応方法を学んでいました。
今日の感想を学生たちに聞いてみました。
2年生からは、
「昨年の反省点を改善できるように意識しながら、訓練に取り組みました。
昨年よりも早く非難できたことが良かったです。
今後の学校生活や社会に出た際に、
今日の経験をしっかり活かしていきたいです。」
また、1年生からは、
「学校に入学してから初めての防火訓練でしたが、
冷静に落ち着いて避難できたと思います。
避難方法や緊急時の対応を学ぶことができたので、
とてもいい機会になりました。今日学んだことを日頃から意識しながら、
実験などに取り組んでいきたいと思います。」
といった感想を聞くことができました。
今日の訓練を通して、命を守るために必要なことや
緊急時に冷静に対応することの大切さを学び、
学生たちは、また一つ成長してくれたと思います。
学生の皆さん、学校生活を通して、万が一の事態にも
柔軟に対応できる立派な分析化学者になってください!
By しろいるか