2018.06.15
下の写真は授業風景ですが、ちょっと雰囲気が違うようです。
授業をしているのはみなと先生ですが、
授業を聞いているのは、学生ではありません。
様々な分野のものづくりの現場に従事されている社会人の方々です。
我々講師は、校内で学生に対する授業や実験を行う以外に、
高校や中学校から依頼を受け、
生徒さんたちに化学の楽しさを伝えるための
実験や授業を行う事があります。
しかし今回は、公益社団法人 大阪労働基準連合会 の方から、
資格試験対策を目的とした化学や分析の講義してもらいたいと
昨年に引き続き、依頼をいただきました。
最初の写真は、その時の模様です。
今回は、「作業環境測定士」という資格取得を目指す方に対して、
試験範囲に含まれる「分析概論」という科目について、
講義を行いました。
「作業環境測定士」は、製造現場などにおいて、
働く人にとって安全な環境を維持管理されているかどうかを
化学分析などを用いて守っていく仕事をすることができる資格です。
取得のためには、実務経験が必要のため、
高校を卒業してすぐに本校へ入学してきた学生には、
在学中に取得することが難しいのですが、
卒業後に取得を目指す卒業生も多い資格です。
本校では、日本で唯一化学と名の付く学校として、
「分析化学」の技術を発展させることや、
それに携わる人材育成が重要と考えており、
今回以外にも中学や高校と連携して、
出張形式や受け入れ形式での実験会等を行っています。
興味のある方はぜひコチラをご覧下さい。
by ましおか