2018.06.25
本校の目の前を流れる大川は、地下鉄天満橋駅から下車し
本校まで歩く途中、多くの学生が天満橋からその川を見ていると思いますが
日によっては、水量が増えていたり、濁っていたりしていますね。
分析化学者を目指す学生ならその汚れている原因を
知りたくなるのではないのでしょうか。
そこで、本日は大川から水を採取し、
その中にどれだけの細菌がいるのかを調査しました。
この写真は、これから水を取るぞ!と笑顔の
生命バイオ分析学科のI君ですww
下の写真のようにバケツを入れて、I君が水を採取しています。
ちょうど昼頃に外へ出ると30℃を超えていました。
街路樹の緑も濃くなり、初夏のような雰囲気でした。
採取した水を見て、
「とても濁っています。
この中にいるどんな細菌がいるのか
これから見ることができるのは
とても楽しみです!」
と言っていました。
持ち帰った水は、細菌の栄養源の入った寒天培地に移し、
細菌にとって最適な温度で培養します。
細菌の大きさは1000分の1ミリ程度で、
とても肉眼では見えないものですが、
短時間に細胞分裂を繰り返すため、
ひとつの細菌が24時間後には爆発的に増殖し、
かたまり(コロニー)となって目でも確認できるようになります。
明日、どうなっているか楽しみですね。
学生が目指す分析化学者には、分野によって
化学物質だけでなく、生物学的な知識も必要になります。
本校の実験では、化学をベースにしながらも幅広い分野を
取り入れることによって学生の知識を広げます。
これからも広い知識と技術を持った分析化学者を
目指していきましょう。
By くるくま