2018.06.28
学生が主体的に取り組む道頓堀川水質調査では、学年を超えた結びつきが生まれる
とともに、技術が引き継がれていきます。
資源分析化学科2年のTさん(写真左端)が1年生に、測定前に行う前処理の操作手順を
説明しています。1年生は初めての行う操作なので、真剣に聞いています。
このように学年の垣根を超えて活動を行う道頓堀川水質調査について、まずはご紹介
します。
本校には、サッカー部や英語部(E‐Lab)などの課外活動がありますが、その中の
1つに環境委員会という活動があります。
環境委員会では、学園祭でのエコをテーマとしたイベントの開催、本校の目の前に
ある南天満公園の清掃活動、ペットボトルのキャップ回収など様々な活動を行って
います。
環境委員会の活動の中でも最も伝統のある活動が「道頓堀川水質調査」で、大阪の中心を
流れる道頓堀川の水質を平成16年度から年4回、継続的に調査を行っています。
(これまでの調査結果はこちらから)
6月23日のブログで、道頓堀川の水をサンプリングしている様子をお伝え致しましたが、
持ち帰った水を使って、23日以降、一般細菌や大腸菌がどの程度含まれているか調査を
行ってきました。
本日はBODと呼ばれる有機汚濁指標(有機物による水の汚れ具合の指標)の測定を
行いました。
有機テクノロジー学科のMくん(写真左端)が、滴定による測定方法を説明しています。
先輩と一緒に測定開始です。
滴定という実験操作は1年生も日頃の実験の中で経験があるので、落ち着いて操作して
います。
測定を終えた学生たちに感想を聞くと、2年生からは
『1年生がたくさん参加してくれて、うれしいです。みんな積極的で頼りになるので、
しっかり技術を引き継いでいきたいです。』
1年生からは
『実験が好きで入学したので、初めての実験を色々できて、楽しかったです。次回も参加
して、技術をどんどん覚えていきたいです。』
『普段は話したことがない先輩や同級生と話す機会ができて、良かったです。こういった
活動を通して、友達を増やしていきたいです。』
と話してくれました。
これで本年度 第1回目の道頓堀川水質調査は終了しました。
次回は8月頃の予定です。
その時にはまた、学生たちの前向きな姿をお伝えしたいと思いますので、お楽しみに!
by みなと