せんせのブログ

社会を知り、自分について考える。~事業所見学会~

2018.07.11

暑い日が続いていますが、
本日、学生を対象とした学校行事が行われました。
実施されたのは本年度2回目の事業所見学会です。
学生たちは自らの興味や関心に応じて訪問企業を決定し、
実際に職場を見学し、多くのことを学びました。
今回は1年生の訪問の模様を紹介します。

地方独立行政法人大阪産業技術研究所を訪問した学生たちは、
民間企業との連携研究開発や工業製品の分析方法について学びました。

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様々な機器の説明があり、学生は大変興味深く聞いていました。
後期の実験で実際に学生達も触れるので、大変良い機会となりました。
下の写真は、直接物質に何が含まれているか分かる分析機器で、
有機テクノロジー学科S君自身の汗の成分を測定してもらった結果です。
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沢の鶴株式会社では
日本酒の製造方法、歴史、品質検査、商品開発について学びました。
本校卒業生のお二方が丁寧な説明をして下さいました。

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「精米歩留りとアルコール発酵との関係は?」
「ノンアルコール日本酒は作れないのか?」
などと未成年の学生たちも質問し、日本酒に関する知識を深めました。
最後に酒粕を使用せず、米麹のみで作った甘酒をいただきました。

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京セラ株式会社京セラファインセラミック館では
セラミックの歴史、製造方法等について学びました。
「包丁やボールペン等の生活に身近な物も作っていることは知らなかった」
「人工サファイア、人工ルビーといった宝石も作っていることに驚いた」
と学生たちは興味津々でした。

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地方独立行政法人大阪健康安全基盤研究所では
健康維持、感染症、食品に関する試験・検査方法について学びました。

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「様々な分析機器を見ることができ、とても楽しかった」
「医薬品・食品・生活環境の3つの分野の話が聞けて、とても勉強になった」
などと学生たちは様々な分野について学べて満足だったようでした。


学生たちは実際の職業現場を目の当たりにすることで
世の中の様々な職について理解を深めると共に、
自らが社会においてどのように貢献すべきか
熟考することができたかと思います。
日頃の学習を通して分析化学の技術を更に向上させ、
実際現場で活躍できる技術者になってもらいたいものです。
今回の事業所見学会が自分を見直す良い機会になればと考えています。
頑張れ、1年生!

By 風来